清春芸術村と篠山紀信『光の情事』
◆山梨県「清春芸術村」
一度訪れてみたかった山梨県北杜市にある「清春芸術村」。ちょうど篠山紀信『光の情事』展がスタートしたので行ってきたよ。
◆清春芸術村とは
廃校になった清春小学校の跡地にある、アトリエや住居、美術館、カフェなどが集まった芸術村。
入場料を支払い、校庭に入ると正面にあるのが、清春芸術村のアイコン「ラ リューシュ」。1983年に建てられた16角形の建物で、今もアーティストがアトリエ兼住居として利用しています。
こちらに住んでいる方は「こんにちはー。」と気さくに挨拶してくれて、村についていろいろ教えてくれるので、ここ、ほんと村なんだ!と実感。
ホールケーキ1ピース分のような形の一部屋はロフト付。お湯の出ない部屋は展示室やショップになっています。間取り好きとしては一人暮らしを想像してしまって楽しい。そして、とても素敵!
奥が玄関。入ってすぐにシンクや冷蔵庫なんかがある。
「ラ リューシュ」の後ろにあるのは本物のエッフェル塔の階段。1989年にフランスから移設されたもの。
その奥に見えるのは、トムソーヤ感ある「茶室 徹」。梯子がないと部屋に上がれない地上約4mにある不思議な茶室です。校庭には約30本のソメイヨシノが植えられているので、4月中旬~下旬はとてもきれいなのかも。
◆篠山紀信『光の情事』へ
エッフェル塔の近くにあるのは、安藤忠雄建築の「光の美術館」。人工照明のない、自然光のみの美術館です。
こちらで開催されているのが篠山紀信「光の情事」。美術館に入ると突然モノクロの世界に。モデルさんなのかマネキンなのかみんなテカテカ。
季節や天気、時間帯が違っても楽しめるので何度も訪れたいなぁ。
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白樺の林の奥にあるのは「ルオー礼拝堂」。
フランスの画家ジョルジュ・ルオーを記念して建てられた礼拝堂。ルオー作品のキリスト像が、いない…。この日はお出かけしてました…。
壁のルオーの銅版画もじっくり見てしまう。
ステンドクラス「ブーケ」もルオーの作品。
礼拝堂のすぐ横は「清春白樺美術館」。白樺派(というのがあったのもこの日知ったけど)の作品が展示されています。こちらにもルオーの作品がいっぱいありました。
◆オーガニックレストラン「ラ パレット」
ぐるりと1周したら、オーガニックレストラン「ラ パレット」でランチ。こちらも自然光がきれいな店内。
この日は11月下旬だというのに暖かかったので、テラスに出てみたよ。
前情報と違って、メニューはドリンクとサンドウィッチとスイーツのみ。コーヒー(500円)とサンドウィッチ(800円~)をオーダー。ここのパンがめちゃめちゃおいしかった!甲斐大泉のベーカリーのバゲットだそうです。
こちらで使われている器も村の工房で作られたもの。ショップでも販売してましたよ。
平日だったこともあるけど、のんびりしたとても良い場所でした。アート好き、写真好きに激しくお勧めです。
【清春芸術村公式サイト】
住所:山梨県北杜市長坂町中丸2072
開館時間:午前10時-午後5時(入館は4時30分まで)
休館日:年末年始・月曜日(祝日の場合は翌平日休み)
入館料:一般 1500円/大高生 1000円/小中学生 入場無料
* 清春白樺美術館・光の美術館入館料を含む
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