◆池袋の蘭州拉麺店 火焔山

東京で楽しむ外国ごはん、今回は羊肉好きのネタフルコグレさん（@kogure）が「気になる。」と教えてくれた「蘭州拉麺店 火焔山」に来てみたよ。

店内はほんのりシナモンとか八角とかそんな香り。入り口と厨房前にカウンター席。テーブル席は8名までのこじんまりした造り。（もう1つのテーブル席は荷物置き場になっていた。）ここは1人でも入りやすいです。

予約不可なので、最初はカウンター席に並びました。みんなグレーだね。

◆蘭州ラーメンとは？

ところで蘭州ラーメンて何？蘭州ってどこ？

蘭州市は中国の真ん中あたり（？）、砂漠地帯だそうです。漢族と回族が多く暮らしていて、こちらの厨房で働いているのも回族の方。店名である火焔山という山脈は新疆ウィグル自治区にあるのね。

回族はイスラム教徒ではないのでお酒は飲むけど、豚肉は食べない＝羊を食べる文化があるんだとか。（ハラルだそうです。）

そして、蘭州ラーメンとは、蘭州牛肉ラーメンとも言うらしく（羊ではないのか…）。資料によると1799年に始まり、200年ほどの歴史がある。1915年に馬保子さんが牛肉ラーメンを天秤で売り歩いて人気が出たんだとか。

◆火焔山で羊を食べる

ラーメンの前に、まずは前菜から。とりあえずの揚げピーナッツ（280円）。「揚げ」を期待したけどわりと普通のピーナッツ。食べても食べても減らない。

そして牛肉と胡瓜和え（880円）。冷やし中華の具みたいでおいしい。

 

羊肉とネギの和え物（980円）。ピリカラのお酒がススムおつまみ。お肉おいしい。

 

羊の舌の辛味和え（880円）。最初の牛肉と胡瓜の和え物に似てるけど羊肉なのでまた全然違う味わい。羊のタンがやわらかい！

 

そして新疆風ラム肉の串焼き（280円/本）と羊のハツの串焼き（200円/本）。これも臭みがなくておいしい！！

このあたりのお料理は赤い粉をつけると更にうまうま。羊肉なのでもう少し全体的にクミンが強いのかと思ってたけどこちらのお店はそんなにクミンを沢山使ってない印象。

テーブル席が空いたのでグレーのみなさんと移動。この日は一緒にチェコに行ったメンバーと打ち上げでした。自由で楽しい。

アルコールはハイボールを飲んでいたけど、ソフトドリンクは普段見ないものが多くて魅力的。ねんざさん（@nenzab）が飲んでたお茶は甘くて不思議な味。

露露は杏仁豆腐味のおいしいドリンク。これ前も羊肉のお店で飲んだけど日本で気軽に買えたらいいのにってくらい好きな味。

 

◆蘭州ラーメンを食べよう

厨房で注文ごとに作られる麺。小麦粉をコネコネ、細長く伸ばし。

あっという間に麺に。刃物を使わないでこんなになるなんて不思議。ずっと見ていられる。麺の太さもオーダーできます。

最初に食べておきたいのが漢方入り蘭州ラーメン（980円）。

麺は切れていないのでハサミでカット。漢方ってことなのでクセがあるのかと思いきや、さっぱりやさしいお味。黒酢をいれるとおいしい。麺はラーメンくらいの細さがおすすめです。

そして、女性に人気のラム肉ラーメン（880円）。

こちらは平打ち麺で。ラムのスープが甘い！おいしい！お好みでラー油を入れてね。

ここは店員さんがフレンドリーでいろいろ説明してくれるので楽しいです。また、食べ切れなかったらラーメン以外は持ち帰りもOK（ピーナッツ持ち帰ったよ）。

西川口にもお店があって池袋店より羊肉メニューが多いそう。そちらも行ってみたい！（西川口店はラーメンはありません。）

【蘭州拉麺店 火焔山 池袋】
住所：東京都豊島区池袋2-47-7フォーレセブンビル1F
池袋駅北口から3分ほど。

【一緒に行ったブロガーさんの記事】
・ブーム来るか！？中国発「蘭州ラーメン」の新しい美味しさに池袋・火焰山で出会う（ushigyu.net）
・【蘭州ラーメン】「蘭州拉麺 火焔山」羊肉料理も美味くてオススメ！（ネタフル）