ここがフィンランドの熱海!?「ハンコ」の海と森とスパ
◆フィンランドのビーチリゾート「ハンコ/Hanko」
フィンランドといえば「森」のイメージ。で・す・が、今回の田園ツーリズムは南フィンランドの沿岸部をめぐります。イッタラの村フィスカルスの次に訪れたのはヘルシンキから電車で2時間弱の「ハンコ/Hanko」。ここは元々ロシアの上流貴族の保養地で、現在は海と森とスパのある人気のビーチリゾートになっています。
◆ハンコのランドマーク・給水塔に登ろう
ハンコに到着して向かったのはこの町のシンボル「給水塔」。1941年にソビエト軍に破壊されたものの、1943年に新しく建てられたもの(Bertel Liljeqvist建築)。現在はその役目を終えて展望台として愛されています。(今でもタンクにお水は入っているとのこと。)
のろのろと遅いエレベーターで65mの高さの展望台に昇ります。ぐるりと1周できる展望台からはハンコの町を一望できるよ!素晴らしい景色。
目の前に広がるのはバルト海。海の向こうはエストニアやスウェーデン!こんなフィンランドの景色はイメージになかったなぁ。ハンコに来たら絶対訪れたい場所。
【Hanko Water tower】
住所:Christiersonintie 10, 10900 Hanko,Finland
料金:大人2ユーロ
◆町歩きが楽しいリゾート
ハンコの町は歩いているだけで楽しい。ウソみたいにかわいい木造のお屋敷が次から次に現れる。
こちらはかつてのスパのゲスト用宿泊施設。当時は主にロシアやスウェーデンからのゲストが多く、こんなかわいらしい町からもフィンランドの(大国に挟まれた大変な)歴史を知ることができるのです。
もし、こんなステキなお家に泊まりたい!と思ったら、「HOTEL VILLA MAIJA」へ。ダブルルームでハイシーズンは140ユーロ~。ヘルシンキから比べたら全然お安いです。ビーチまではたった100m。
てくてくとビーチまでやってきたよ。
この相合傘のようなものはマインストンという5月に立てられるもの。これはもともとスウェーデン文化だそう。
ビーチの目の前に立つこちらの建物は「ハンコ・カジノ」。こちらは1878年に建てられたフィンランド初のかつての保養施設。スパといってもフィンランドに温泉はないので海やプールでリラックスという感じだそう。
現在、夏はレストランやバー、ボールルーム、ツーリストインフォメーションでにぎわっているはずなんだけど、9/1時点でフィンランドのハイシーズンは終了(だって、薄いダウン着てもOKな気温だし。)。この日は人っ子一人いなくてひっそりと静かでした。
自然豊かなハンコの町歩き。そこらじゅうにブルーベリーやキノコがなってます。フィンランドは「自然享受権」というのがあって、誰でも森の木の実やキノコを採っていいという権利が有るんだって。町歩きの途中で「ブルーベリーだ!」とついつい摘み始めてしまうメンバー。
町中のちょっとした遊歩道でもあっという間にこれくらい摘めるので、ポイポイお口にほおばりながら散策。
◆ハンコの森でマインドフルネス
ビーチのすぐ横には森が広がっていて、ガイドのタルヤさんと一緒にネイチャーツアーをしたよ。みんなで輪になってマインドフルネス!目を閉じて大きく深呼吸。空気が美味しい!
まるで子どものようなタルヤさんとの楽しい森林ツアー。ナナカマドの枝をポキっと折っちゃった。これも自然享受権てことで。
ナナカマドの使い方↓南フィンランドはスウェーデン系フィンランド人が多く、標識もフィンランド語とスウェーデン語の2種類で書かれています。ラトビアとエストニアもそうだったし、私たち日本人はフィンランド、スウェーデンも「北欧」でひとくくりにしちゃうけど言葉が全然違うし別の国なんだなぁ。と実感。
森にはりっぱなキノコも生えているし、
ジュニパーベリーも発見。ジュニパーベリーはここで説明したけどフィンランドのウォッカKOSKENKORVAにも使われているよ。
この日は結構涼しかった(ウインドブレーカーの下にダウンも着ていた)んだけど、こんなに涼しくてもフィンランドの森には蚊が沢山飛んでて、スカート&タイツのUKOARAはタイツの上からガンガン足を蚊に刺されてました。フィンランドの蚊はかなり強力…。フィンランドの森を舐めちゃいけない。
森を少し歩くと海に出たのでここでもマインドフルネス。遠くにはあの給水塔も見える。フィンランドの海は潮っけがなくて海の匂いもしないしベタベタしなくて不思議な感じ。
1時間ほどたっぷり自然の中でリフレッシュできて気持ちよかった。ハンコの森林浴は自信を持っておすすめします。
実はタルヤさんはハンコ・カジノの中でHAPPY HUBなる期間限定のお店を出しています。森を歩いた後、ホットベリージュースとスナックをいただいたんだけど。またそれがステキで。
かわいいよねぇ。うん。これはいい。 もう、 #フィンランドかわいいー ですな。
フィンランドを代表するチョコレートメーカー・カールファッツェルのブルーベリーヨーグルトチョコレートも大変美味しい。これおすすめ。
【ハンコ・カジノ/HANGON CASINO】
住所:Appelgrenintie 10, 10900 Hanko,Finland
◆保養地だもの、スパもあるよ「レガッタスパ」
海と森、古いお屋敷巡り、そして、インフィニティプールがある「レガッタスパ」。ここはホテルレガッタ宿泊客専用の大人気のスパだったんだけど2017年9月から(オフシーズン)は宿泊客じゃなくても利用可になりました。ヘルシンキから2時間弱で来れるリゾート「ハンコ」、もう、ここは「フィンランドの熱海」って呼んでいいよね?ヘルシンキで北欧雑貨巡り2~3泊、ハンコでリラクゼーション1~2泊するのは最高のバケーションだと思う。
【レガッタスパ/REGATTA SPA】
住所:Merikatu 2, 10900 Hanko, Finland
◆「オリゴ/Origo」でジビエ料理体験
夕食にやってきたのはイースタンハーバーの向かいにあるレストラン「オリゴ」。1893年の建物で元々は塩とバターの倉庫、1989年からレストランとして再利用されています。
倉庫だから?わりと暗めの店内。壁は岩がむき出し。
でもメニューはイマドキなタブレット。すぐ差し替えられるからねー。って。
スターターはかぼちゃとジンジャーのポタージュ。ジンジャーはやっぱりフィンランドで流行っている!これはおいしいな。ポタージュ好きなので海外のご飯これだけで良いと思ってる。
メインは野鴨。結構筋肉質で味はレバーっぽくてUKOARA断念。ゴメンな。
デザートはベリーたっぷりのパンナコッタ。オレンジのベリーがすっぱい。
【オリゴ/Origo】
住所:Satamakatu 7, 10900 Hanko, Fibland
お店を出て振り返ると遠くの空が赤かったので吸い込まれるように歩いていった。フィンランド9月、21時のただただ美しい夕焼け。
※今回のCAITO主催プレスツアーは現地での宿泊費、食事、アクティビティをサポートいただいています。
SPECIAL THANKS:CAITOプロジェクト/グローバルWiFi
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