ミロコマチコ『いきものたちはわたしのかがみ』宇都宮美術館レポート
◆ミロコマチコ『いちものたちはわたしのかがみ』
2020年9月、宇都宮美術館でミロコマチコ個展『いきものたちはわたしのかがみ』がスタートしました。
多分、私が一番好きな画家・ミロコマチコさん。名前でピンと来なくても、映画『万引き家族』のあの手書きのタイトル文字ならわかる。と言うかたも多いかな?
フィンランドのカウニステのブランケットもミロコさんのイラスト!
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ミロコさんの個展は日帰りで行けるエリアであれば、なるべく足を運ぶようにしています。
㊗️公式サイトがリニューアルされました!みどころや開催概要は、このアカウントでもご紹介していきます🙌#ミロコマチコ展 #いきものたちはわたしのかがみhttps://t.co/Cgfdb8OR0p
— ミロコマチコ いきものたちはわたしのかがみ (@mirocomachikoCM) August 13, 2020
このご時世になってから久々の遠出。4連休の東北道は大渋滞で東京の自宅から4時間以上かけて宇都宮美術館に到着。4時間て!
初めての宇都宮美術館は森の中にあり、芝生の広場があっていい環境。美術館も混んでいたらどうしよう、と思っていたけど、ここは人が少なくて静かだった。
手の消毒、検温をして館内へ。
中央ホールのみ撮影OK。ここには山形ビエンナーレで発表した立体作品<あっちの耳 こっちの目>を展示。動物目線、人間目線で1つの物語になっている作品。昔話を読んでいるような気持になる。
いきものはそれぞれ山車のようなものをひいていて、縄には鈴がついている。
ミロコさんの生み出す動物は力強くて優しくて、すべてに魂が宿っていそう。みんなすごくいい。動物大好きマンとしては、もう、なぜか泣きそうになるくらい好き。
展示は他に、近作、装画、ディレクション、絵本原画、新作と、見ごたえたっぷり。特に感銘を受けたのは、2019年にミロコさんが奄美大島に移住してからの新作。奄美の泥染めやテーチ木染め、藍染を自ら手がけ、その上に絵を描いていくスタイル。ミロコさんの魅力が広がっているのが伝わる。独特の藍色や砂色~ゴールドは奄美にいるから出せる色合いなんだろうな。
芸術家は奄美大島にやってくるという話を3月に初めて奄美大島に行ったときに地元の方に聴いたけど、奄美の文化を取り入れながら作品にしていくその姿勢も素晴らしい。
ミュージアムショップもまあまあ充実。何か買おうかと悩みすぎてわからなくなってしまったので、横須賀に来た時にまた見に行こうかな。ピンバッジのガチャガチャを回したら<捨身なひと>バビルサがでた。まさに捨て身よ。
◆自然光の差し込むレストラン「ジョワ デ サンス」
せっかく宇都宮美術館に来たなら、館内レストラン「ジョワ デ サンス」でランチやお茶を是非。
森に面した大きな窓から自然光が差し込み、テーブルの配置も余裕があっていい。
「いきものたちはわたしのかがみ」は宇都宮美術館で11/29(日)まで開催。2022年まで巡回します。お近くに来た際は是非。
今後の開催予定↓
愛知会場 2021年4月24日(土)~6月6日(日)刈谷市美術館
高知会場 2021年7月24日(土)~9月20(月)高知県立美術館
神戸会場 2021年10月2日(土)~12月19日(日) 神戸ゆかりの美術館
横須賀会場 2022年2月11日(祝・金)~4月10日(日)横須賀美術館
◆帰りに立ち寄るなら「大谷資料館」
美術館の後に立ち寄った「大谷資料館」。美術館からは車で20分ほど。閉館間際だったので、20分くらいでささっと見てきました。
石の街として有名な大谷町。こんな素敵な空間が地下に広がっているなんて!
館内13度とのことで上着を着ていったけど、そこまで寒く無かったかな。足元が濡れているので、写真を撮るととてもきれい。
このあたり、オシャレなカフェやベーカリーも多く、散策も楽しそうでした(時間がなくて立ち寄れなかったけど…)。またゆっくり行きたい場所です。
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