フィンランド・パステルカラーの町タンミサーリとラーセポリ城跡
◆フィンランド田園ツーリズムは南沿岸部をゆく!
田園ツーリズムフィンランド編。フィンランドの熱海「ハンコ」を出発して、向かうはパステルカラーの町「タンミサーリ」。そして、中世時代のお城「ラーセポリ城跡」を目指します。
この辺りはフィンランド多島海域で沢山の島々からなっているのが特徴。また、スウェーデン系フィンランド人が多く、地名もフィンランド語とスウェーデン語の2つで(全く違う)表記されています。
この記事の移動はこんな感じ↓
◆タンミサーリ・アアルト設計のレストラン&モーテル「マリーナ」
最初にお茶をしにやってきたのはタンミサーリ(スウェーデン語で「エケナス」)にあるレストラン&モーテル「マリーナ/Marine」。平屋の素朴な建物。創業から半世紀が経ってるんだって。
中はこんな感じ。実はこちらは北欧デザインで有名なアルヴァ・アアルトとエリック・アドレルクロイツが設計したレストラン。ファンにはたまらない空間です。
静かなテラス席もあってひとやすみ。
実はこの日3食目のスナック。大体パンの上に何か乗っているので、この量でも苦しくなっちゃうよー。でもおいしい。サーモンとか小エビとか海の幸多めだよ。
モーテル「マリーナ」もその名のとおり、クルーズもできて島にコテージもあります。ヘルシンキから電車で1時間半とほど近く、1、2泊くらいするのもおすすめ。
【モーテル・マリーナ/Motel Marine】
住所:Kammakaregatan 4-6 10600 Ekenäs, Finland
◆パステルカラーの町「タンミサーリ」散策
「マリーナ」でお茶をしたらタンミサーリ散策に出発。この旅最初で最後の短いフリータイムをもらったので1人でふらふらと適当に歩いていくよ。
タンミサーリは15世紀に首都だったパステルカラーの木造のお家が並ぶ町。きっとお天気がよかったらもっと映えたんだけどなぁ。黄色、ピンク、水色、黄緑とかわいいお家が次々に現れます。
ここで気になったのがお家についているクジラとかサメのマーク。クジラストリートってことかな?と思ったんだけど(カナダのバンフにもウルフストリート・ベアストリートみたいなのがある。)、ガイドさんに聞いたら地区(区画)のことだそうです。サメ地区、クジラ地区的な。いずれにせよかわいいし、湖に見えてる水辺も海なんだなぁ。と実感。
こちらが湖に見える海。かわいらしいボートが停泊してるよ。マリーナの周りは森になっていてここも散策におすすめ。
タンミサーリの広場では水・土に青空マーケットが開催されています。ちょうどこの日は土曜日でマーケットを体験できたよ。UKOARA、旅先で出合う青空マーケットが大好物。青空マーケットってそこに住む人々の食文化や暮らしや歴史が凝縮されていてものすごいアドレナリンがでる。お宝に出会えるかもしれないとワクワクが止まらないのです。
パンの前には手作りケチャップ!
そしてベリージュース。手書きのラベルがかわいい。
アラビアのアンティーク食器も発見。かわいい!!
こちらの黄色い花のカップ&ソーサーはスウェーデン王室御用達ロールストランドのもの。3つで5ユーロ!!これは旅の同行メンバーが購入。お値段的にはとってもお得なんだけど重量的に厳しくここでは何も買わなかった…。
パン屋のお母さんは靴下を編んでいたよ。
秋はキノコの季節。アンズタケも沢山。
持って帰れないものは写真を撮らせてくださいー。
青空マーケットを満喫して、広場のすぐそばで見つけた小さなポスター。UKOARAのかわいいものセンサーが反応。
「gulahuset」ローカルクラフト!!
中にはニット小物やアクセサリーが並びます。
落ち着いた色のニットのハンドウォーマー。
そしてレジの上に広がっていたミニチュアの世界。ARABIAパラティッシのプレート…なんてかわいいの!
これなら荷物にならないし、ゆーこあらにちょうどいいよね。とプレートとカゴ、キノコを購入全部で7ユーロ。
ミニチュアは店のお母さんの手作り。一緒にパチリ。
◆タンミサーリで食べたい地産地消「レストラン・ストランディス(Restaurant Strandis)」のベジランチ
ランチはホテル・シーフロントの中のレストラン「ストランディス(Strandis)」で。タンミサーリの建物は全体的に古いけど、中は清潔感があってステキ。
ドリンクはノンアルコールのシードル。しゅわしゅわおいしい。このレストランでもベジメニューをいただきます。朝から食べ続けてるので(これで4食め!)軽めのランチは有難い。
まずはサラダとテンコラというタンミサーリの近くの村で作ったチーズのフライ。居酒屋メニューっぽいね!
そして、こちらもチーズと素揚げした野菜。彩りも食感もいい。サヤエンドウの芽も食べちゃう、これ美味しい。
デザートはフローズンヨーグルトにベリーとホワイトチョコレート。見た目も美しく、美味しくてヘルシー。量も日本人にちょうどよくて、ここはすごくよかった。タンミサーリに来たら是非!!
【レストラン・ストランディス(Restaurant Strandis)/Hotel Sea Front】
住所:Vitsippsgatan 2, 10600 Ekenäs,Finland
◆貸切パーティーもOK!中世のお城「ラーセポリ城跡」巡り
この日最後にやってきたのはフィンランドでは珍しいお城「ラーセポリ城跡(Raasepori castele ruins)」。ここはフィンランド観光省が紹介するナショナルランドスケープにも選ばれています。
フィンランドにはお城はあまりなく、あってもスウェーデンの政治のために作られたものだとか。ガイドは中世の時代のカタリーナさん。1470年代にタイムスリップ。
この辺りもかつては水があって、昔の絵には船で移動する様子も描かれています。
坦々と語るカタリーナさんについて行くよ。この辺りは地下水があったけど飲料水がなくて水の代わりにビールを飲み、そのビールの貯蔵が尽きるとまたビールを作ったそう。酒豪国の出来上がりです。
ムーミンパパをとりだして写真をとってたら急にカタリーナさんがニコニコに。中世の人もムーミン知っているのねー。
お城に近づくにつれ大音量が。なーんと、この日の夜は400人が集まるテクノパーリーがお城で開催、その準備中でした。歴史ある建物でパーリーなんていいじゃない。あるものは使ってしまおう。ちょうどここは音が響いていいんだとか。
DJブースは数ヶ所にあったよ。ミラーボールもあるし中世のお城とは思えない。
ここはケータリングスペースぽかったです。ちなみに中世の時代は塩漬けの魚・肉・野菜を手づかみで食べていた(フォークがなかった。)そうですよ。それにしてもお城フェス楽しそうねー。
さ、後ろの赤いカフェでお茶でもしましょう。
この日5食目は白身魚(パイクパーチ)のフライ。レモンの量がすごい。もう、お腹いっぱいぃ…。
む、あれれ、カタリーナ…現代人のアンナさん登場!みんなラーセポリ城跡に遊びに来てねー。
【ラーセポリ城跡(Raasepori castele ruins)】
住所:Raseborgs Slottsväg, 10710 Snappertuna,Finland
入場料:大人5ユーロ・子ども1ユーロ
※今回のCAITO主催プレスツアーは現地での宿泊費、食事、アクティビティをサポートいただいています。
SPECIAL THANKS:CAITOプロジェクト/グローバルWiFi
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