フィンランド、ラップランド式小屋「コタ」で食べたいトラディショナルランチ
◆北欧田園ツーリズム最終回
14回に渡ってお送りしてきました晩夏の北欧3国(ラトビア・エストニア・フィンランド)CAITO主催田園ツアー最終回はフィンランドのマナーハウス、鉱山博物館、最後にフィンランド旅で初のフィンランドらしいトラディショナルランチを食べてヘルシンキから帰国します。
この日のスケジュールはこんな感じ↓
◆200年以上前にできた邸宅に泊まれる「ムスティオンリンナ(Mustion Linna)」
旅の最終日、まずやってきたのがマナーハウス「ムスティオン リンナ(Mustion Linna)」。※スウェーデン語で「スヴァルト マナー」
このブログでも何回か出て来ていますがマナーハウスとは荘園=昔のお金持ちのお屋敷です。ここは宿泊施設やレストラン、英国式の大きな庭園があり、結婚式などにも利用されています。
まずは広い敷地内にあるレストラン棟へ。建物自体は19世紀のものだけど、レストランは2016年の春にオープンしたばかりでモダンな内装。
パーティ会場の奥にレストラン。ここはノルディックベストレストランにも入っていて有名なんだそう。
こちらではキャラメルバナナケーキ、マシュマロ、クランベリーホワイトチョコレートをいただきました。フィンランドはおもてなしがどこに行ってもステキ。
レストランから少し歩くと見える黄色い建物はミュージアム。ここは約200年前にできたお屋敷でスウェーデン王マグヌス4世が11歳から30歳まで過ごした場所。グスタフスタイル(スウェーデン調)のお屋敷に入ってみますよー。
こちらは王の寝室。左側にはチェコでも見た薪ストーブ。王様はいつ襲われるかわからないので横になって寝ないんだって。よって、大きいソファーのようなベッドなのです。王様もつらいね。
こちらのお部屋にはルイ ヴィトンの大きなケースもあったよ。いつのものだろう?
こぐまの剥製…。
怖くてきけなかったけどこの子なのか?こわいよー。
この薪ストーブもかわいい。
ダイニングルームのテーブルにはブタ。
なんと、ブタの鼻を押すとお料理が運ばれてくるしくみになっているんだって!居酒屋みたい!
ミュージアムの隣には18世紀の建物を利用したホテルがあって、客室は落ち着いた乙女なスタイルだったよ。泊まりたいです。
【ムスティオンリンナ(Mustion Linna)】
住所:Hållsnäsintie 89, 10360 Mustio (Raasepori)
◆地下100mの世界を体験「テュテュリ鉱山博物館(Tytyri mine museum)」
次にやってきたのは「テュテュリ鉱山博物館(Tytyri mine museum)」。地下100mの鉱山を体験することができます。
ヘルメットとカマキリ色のストールを借りたらフィンランドで一番速いKONE社のエレベーターに乗って地下80mまで降りるよ。
ひんやりした8度の世界(9月上旬)。小さい子も楽しめるように砂場があったり、重機に乗れたりとなかなか頑張っている。
19億年前のマンモスの時代からの説明もあり。
コウモリが飛んでいて100m先が見える洞窟での光のショーもあるんだけどなんせここ暗すぎて写真が撮れないヨ…。
ここでは暗さを活かして光のインスタレーションとかライブ、その他イベントスペースとして利用可。なるほど、確かにおもしろいかも。
今は50人ほど働いてて、体が冷えてしまうので、昼間にサウナタイムがあるんだって。
【テュテュリ鉱山博物館(Tytyri mine museum)】
住所:Tytyrinkatu 2, 08100 Lohja,Finland
料金:大人(17歳以上)16ユーロ
◆「キサカッリオ(Kisakallio)」でトラディショナルなランチ
この旅ラスト、ランチにやってきたのは「キサカッリオ(Kisakallio)」というオリンピック選手も育てているトレーニングセンター。
ここではグループで予約すればトラディショナルなフィンニッシュランチを食べることができます。ランチ会場の「コタ」というラップランド式の小屋へ入るよー。
真ん中に焚き火があって、窓は1つもないのでとりあえず暗いし、ものすごく燻されます(自分が)。入り口のドアから漏れる光と焚き火の明かりだけで食事をします。カメラマン泣かせなやつ。
食事はバイキング形式。ワタクシ、去年の12月と今回で2回フィンランドを旅してきたけど、実はトラディショナルなものを1度も食べていなくて(全て前衛的なフィンランド料理を食べてきた)、今回初めてフィンランドの家庭で食べられているような食事を体験するのです。
スモークサーモンとジャガイモ、グリーンサラダとベリー。どれもフレッシュで味が濃い!シンプルなんだけど豊かな風味。特に白飯が欲しくなる脂ののったサーモンがすごくいい。ジャガイモもねっとり甘い。ベリーも当たり前においしい。そんなに食べられないからと少なめにしたのに、逆に食欲が出て珍しくがっつりお替りをしたのであります。
デザートはこちらもフィンランドのトラディショナルチーズ「レイパーユースト」。キシキシとした食感がおもしろいフィンランドで必食の1品。オレンジ色の甘酸っぱいジャムはシーバックソーン(スナジグミ)。はぁぁ、おいしかった!ずっとこういうものが食べたかったんだ!
【キサカッリオ(Kisakallio)】
住所:Kisakalliontie 284, 08360 LOHJA,Finland
◆CAITO田園ツーリズム
ラトビア・エストニア・フィンランドを巡る1週間の旅、それぞれの違い、魅力、田舎のいいところをお伝えできたでしょうか?この3カ国の田園ツーリズムをプロモーションするCAITOプロジェクトは始まったばかり、気になるけどどうやって行くの?お値段どれくらいかかるの?なんて素朴な質問もCAITOや北欧旅行専門サイト「マトカトリ」にしてみてね。来年の夏は北欧の田舎体験をしてみよう!
今回の旅のまとめ読みはこちら→→→★
※今回のCAITO主催プレスツアーは現地での宿泊費、食事、アクティビティをサポートいただいています。
SPECIAL THANKS:CAITOプロジェクト/グローバルWiFi
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