トリプルネガティブ乳癌が脳に転移した話①
2025年8月トリプルネガティブ乳癌完治
2024年4月に胸のしこりを発見、1年以上に渡る抗がん剤治療と手術を終えて鎖骨下に埋め込んでいたCVポートを抜去。
「先生に完治って思っていいですかね?」
「完治でいいと思います。」
2025年8月、トリプルネガティブ乳癌完治!
毎月かかっていた医療費がぐんと下がるし、仕事も順調で夫や友人との旅行の計画も立てていた。
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いただいたボーナスステージを楽しむぞーーー!って思っていた矢先、救急車で運ばれ、そのまま20日間の入院生活が始まった。
脳の異常に気付く
救急車で運ばれる2日前。
その日は土曜日で、いつも通りの週末で朝食のパンを食べていた。
お皿に置いたつもりの丸いパンが、テーブルの上に落ちていた。
「あれ、なんだこれ?」
って笑ってた。
テーブルの角に何度も左足をぶつけた。
何度もぶつけているうちに左の太ももに青あざができていた。
部屋と部屋の移動をするとき、何度も左肩を壁にぶつけた。
棚やキッチンに置いたはずのものが置けていなくて床に落ちていた。
トイレの電気(扉を出ると左側にある)毎回消し忘れているよ。と夫に注意された。
左側にあるクリニックの入り口を素通りしてそのまままっすぐスーパーの入り口に入ってしまった。
モノの見え方なのか、モノとの距離感と感覚がおかしい。
今年の1月に閃輝暗点が3回も続いたので、近所の脳神経外科でCTを撮っていた。
その時には異常はなかった。同じクリニックの予約をした。
夫に、脳がおかしいようなので何かあったらすぐ救急車を呼ぶようにと伝えた。
次の日も感覚がおかしいなと思いながらも、隣の駅で開催されていたビールフェスに遊びに行った。
月曜日、出勤で駅まで向かうまでの道、
道路標識の白い棒に左肩をぶつけた。
「え、なんかやばいのかも?」
沢山の人が始発電車を待つ朝7:30の三鷹駅。
並んでいる(止まっている)人をよけると自販機にぶつかった。
「これ、仕事行っている場合じゃなくて救急車だな。」
とすぐに救急車を呼んだ。
いくつか病院を紹介されて、診てもらえるか確認してから自分で行ってくださいと言われた。
以前一度お世話になった武蔵野日赤に電話をかけた。
今から20分以内で来られるか?この時間なら夜間の時間になるのでいくらかかる。
紹介制なので来てもらっても診られない。
へ?救急車とは???
もう一度救急車を呼んで説明したらやっと来てもらえることになった。
到着した救急隊員の方に武蔵野日赤のことを説明したら、別の病院を案内してくれた。
朝8時過ぎ、この時間にやっと起き出す夫に電話をかけても出ないしLINEを送っても既読にならなかった。
K大学病院に搬送
今回搬送されたのは三鷹のK大学病院。
小さなベッドの上ではものの見え方の確認、点滴針挿入、その後CTなどをあっという間に行った。相変わらず腕の血管が見当たらず、痛い思いをしたのに結局刺すことはできなかった。
血管が全くでない人が病院で一番痛いことは点滴針をぐりぐりと挿すことだと思っている。
結局太ももの付け根から採血をした。
その間に夫が到着。
救急搬送のベッドが並ぶ病室で、先生にCTのモニターを見せられ、
脳に3cmほどの腫瘍がある。
乳癌の転移だと思われる。
左側を無視してしまう。
まだ小さいのでオペで取れる。
今から入院です。
と本当にさらりと言われた。
乳癌が脳に転移って。
「入院てどれくらいするんですか?」
「退院まで2か月と思ってください。」
私も夫も終わった。と思った。
続く。

K大学病院の松本楼のカニクリームコロッケ、うまーい。
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