オリジナルが過ぎる「アルバニア共和国」ティラナ街歩き2018
◆アルバニアってどんな国?
コソボから国境を越え入国した、未知の国「アルバニア」。UKOARAの知っているアルバニアの前情報は、1978年~1991年まで鎖国。1996年~1997年にネズミ講で国家が破綻しかける。あらゆる宗教を禁止した時期があったという無神国家。そして怖い国旗。
うそぉ、こんなやばめの怪しい国があるんだ、と知ったのもたった5年ほど前。
これはかなり濃ゆい。「個人旅行ではまず行かないでしょ、ハードル高そう。」と、そんな風に思っていた国にまさか行けることになるとは。
日本からアルバニアの情報は殆どなく、『アルバニア インターナショナル』を読んで少し勉強していました。ヨーロピアン北朝鮮て!
◆アルバニアの基本情報
アルバニア共和国。アルメニアと間違えそうなので、「シルバニアじゃないアルバニア。」と覚えました。国の大きさは四国の1.5倍ほど。
首都:ティラナ
通貨:レク(1Lek≒1円)
時差:ー7時間(サマータイム時ー6時間)
位置は南東欧。ギリシャ、マケドニア、コソボ、モンテネグロと隣接。アドリア海の向こうはイタリアで、鎖国時代はイタリアのラジオの電波を拾っていたのだとか。イタリア語を話せる人が多いらしい。話し方もイタリア語に似ている。
さて、コソボからパスポートコントロールを経て、アルバニアに入国。
すると、グローバルWiFiが使えるのでしたー。今回は、いつもお借りしているグローバルWiFiがコソボ非対応だったので、国境を越えてすぐにWiFiルーターをオン。そういうのも初めての体験。
涼しかったコソボと打って変わって、日差しが強く暑いアルバニア。海も近いし。7月の最高気温は35度くらい。それでも、空気が乾燥しているので朝晩は涼しかった。
◆トーチカ(バンカー)が100万個!
アルバニアと言えば、「トーチカ」。アルバニアに入った途端、時々草むらに現れるトーチカ。トーチカ(バンカー)とは、仮想敵国を想定して作られたシェルター。大きなものから小さなものまで様々。
仮想敵国…この国、オリジナルが過ぎる。しかもこれ100万個もあるらしい。
首都ティラナの公園にも普通にあるトーチカ。
中は大人2人が入るのがやっと。蒸し暑い…。
銃を置けるようになっていて、
のぞき窓から敵が見えるのです。敵とは…。
頑丈なため取り壊すこともできず、負の遺産として残されているわけです。アート作品として利用されているところもあるみたい。
公園のトーチカの隣にはベルリンの壁も。平和にいこう。
◆ティラナの街並み
一体どれだけヤバイ国なんだろう。と思ってやって来たけど、コソボと比べると、とても都会的で、建物はスペインの住宅街にも似ている気がしました。メインストリートなどは片側3車線、自転車レーンもあって街の作りが広い!信号も見やすくラインになっている。
さらに歩道も広い!街がきれいだし、人々の服装もイマドキで普通(コソボはちょっと独特だった)。
こちらはティラナ大学前のマザーテレサスクエア。ここも人口に対して広すぎる。
公園は平和。前情報に対して、街が普通すぎることに逆に驚いてしまう。このきれいな街並みと通行する人を見れば、治安もいいことがわかるはず。
バイクは二人乗り&ヘルメットなし。この国ゆるーい。日本では見かけなくなってしまった自転車にもなるタイプのバイクかわいい。
ギリシャ、コソボ同様、ストレイドッグスもあちこちに横たわっている。ビルの前の噴水で水遊びしてる子もいる。人も犬も自由度が高い。
レンタサイクルもあるけど、カウンターに人がいないときは借りられません。
そして、ティラナのアイコン?ピラミッド。現在は廃墟…。
滑り台として遊んでる…。日本だと怒られるれるやつ。こんな素敵な建物なのに廃墟にしてはもったいない。と思っていたら、再利用が決定されたそうです。
ピラミッドの前には銃弾で作られた平和の鐘もあります。そう、平和でいこう。
日本並みの無神国家らしいけど、夕方にはアザーンがながれたりもします。イスラム教徒でもクリスマスを祝ったりもするそう。ちなみにこちらはモスクを教会にしてしまったそうです↓
こちらはミナレットが4つもある大きなモスク。工事中…。
オスマントルコ時代にできたタバケ橋。これが今でも普通に使われているのがよかった。川はもうないけど。
◆アルバニアの民族衣装が着られるTradita Popullore Edlira
ガイドさんに「民族衣装が見たい。」と言ったらつれてきてくれたのが、こちら「Tradita Popullore Edlira」。中に入るとお嬢さんたちが待っていてくれた!!素敵。
こちらでは、なぜか、民族衣装を無料で着て写真を撮っていいそうです。気に入ったら購入もできるそう。なぜタダなのかはわからない。ゆるい国なんだ。
金の刺繍の靴も最高にかわいい。
UKOARAもテキトーに羽織ってみた。よくわからないけどタダです。
場所はショッピングモールの隣のビルで、めちゃくちゃわかりづらい場所にあったので、行かれるときは連絡を入れてから行ってみてください。
【Tradita Popullore Edlira Facebookページ】
◆マーケットもチェックしよう
夕方にちょっとのぞいたのは市場。きれいなショッピングモールの中にあります。ナッツ&ドライフルーツのお店では、ドライイチジクが2列で1000円、お安い!買えばよかった。
フルーツもいっぱい。
かわいらしいテラコッタ屋さんもあったよ。
ショッピングモールとアザーン🕌#アルバニア旅 pic.twitter.com/AK0E8cIFiX
— UKOARA・ゆーこあら🐨next✈️🇨🇿🍺 (@Yu_koara) 2018年7月22日
最後に言葉とお金について。
コソボからやってきたのでユーロしか持ってなかったワタクシ。小さなサンドウィッチ屋さんでジュースを買いました。お店のおばちゃんに、「ユーロしかないの。」と見せると、ユーロがいくらなのかわからない様子。「でも、まあいいわ。」と持っていた1ユーロで購入。(本当なら1ユーロもしないけど。)スーパーでもユーロは使えなくはない。
あと、日本人と同じレベルで普通のおばちゃま&おじちゃまは英語ができない人が多いという印象です。
ティラナで2泊したのは元シェラトン、元ハイアットの5スターホテル「マクアルバニア」。
ホテル詳細についてはトラベルジェイピーで読めます。
↓↓↓
[トラベルジェイピー]好立地で快適!ティラナ観光には5つ星ホテル「マクアルバニア」
ということで、アルバニアの旅始まりまーす!
※追記
読者の方から「缶ジュースは1€~2€します。」とご指摘がありました。
アイスクリームが1スクープ20円なのに缶ジュースが5倍~10倍もするかな?日本だって1€ほどなのに。
取材協力:アルバニア観光局/JATA
※今回の取材は現地での宿泊・食費・移動・アクティビティを提供いただいています。
Special thanks:トラベルジェイピー/グローバルWiFi
※現地からの発信はグローバルWiFiさんにサポートいただきました。
コソボ&アルバニアまとめ読み→コチラ
ティラナの知らない写真がいっぱいで、すばらしかった!今年、初めて訪れたのですが、多分日本出発時からおかしかった虫垂炎が爆発しそうになり、入院してしまったので、街の観光に出られませんでした。来年は、早い機会に再訪して、街歩きを楽しみたいと思います!あ、ティラナの病院生活も悪くはないですよ。美人の女医さんや看護師さんに囲まれて幸せでした。
ワンダー・アルバニアさま
コメントありがとうございます。
なんと!あちらで入院されてしまったのですね。
ティラナは道が広くて、治安が良くて、想像していたものとは全く違う町でした。もっと旅行者が増えてほしいです。