キナーレのランチがすごい 新潟「しなのがわバル」※トリエンナーレ追記あり
◆ランチがすごい美術館 キナーレの「しなのがわバル」
2018年3月の新潟旅3日目のランチにやってきたのは越後妻有里山現代美術館「キナーレ」。どうやら美術館の中でお食事です。※2018年8月追記あり
場所はこの辺り↓
3月中旬、美術館の中庭にもまだ雪がたんまり積もってた。ここは元々は越後妻有交流館という施設で、隣には温泉もあります。2012年に交流館から美術館に生まれ変わり、3年に1度開催される「大地の芸術祭」のメインステージにもなっています。
ランチは2Fの「しなのがわバル」にて。バルというより、女子&若者ウケよさそうなカフェといった店内。キナーレの無機質な正方形の外観に対して、木材が使用され、曲線が多く優しい印象。
天井の丸いモビールがくるくるとまわる様子は、信濃川の水面を現しているんだとか。丸いテーブルもつなげると信濃川が現れるという仕組み。
こちらではビールを飲みたい気持ちを押さえて、越後の酒の飲み比べセット(500円)をオーダー。
松乃井・天神囃子・八海山(魚沼で候)の3種類をちびちびと。松乃井が一番好みかな。
ご飯が炊かれ、
出番を待つ出来立ての料理。
この日は、季節の野良仕事御膳にすき焼きとかなりボリューミーな特別メニュー。ここでは地産地消、さらに土地にこだわった「土産土法」の創作料理を楽しめます。器も素敵。
完璧なすき焼き。お肉やネギの甘み、その旨みをしみしみにさせた車麩。(これだけで充分なくらい。)
立派な新鮮卵。
今まで、こんな美しい山菜蕎麦があったかしら?
雪下人参と大根のソースでさっぱりさせたヒレカツ。
そしてレモンピールがアクセントのいちごシャーベット。これ大変よかった。
今回の旅で何度か素晴らしいお料理に出合ったけど、こちらも見た目、味、コンセプト全て最高でした。あえて言うなら、もっとゆっくり味わって食べたかった!
※2018年8月追記
2018/7/29から始まった大地の芸術祭に行ってきましたよ。しなのがわバルでいただいたのはのはこちら↓
ザ おこめショー 1500円のお弁当。中身は越後妻有の食材を使ったおかずとおむすび。おむすびは4種類のお米から選べます。ペットボトルのお水は500円するので、庶民は外に自販機に買いに行きました…。
おかずは食材の味を楽しめる味付けなんだけど、冷めててもおいしくいただける工夫がされていて満足。ただ、これで1500円なら、農舞台 里山食堂1900円のビュッフェのほうがいいかもしれない…。
展示も一通り楽しんだよ。メインはやはり、レアンドロ・エルリッヒね。
冷たいお茶をいただいたり、
お姉さんと独楽まわし。
雪男フローズンもおいしかった!大地の芸術祭は2018/9/17まで。
◆コンパクトに現代アートを楽しめるキナーレ
お腹が満たされたらアートもね。
豪雪地帯によく見られるかまぼこ倉庫の中に入ると、そこはトンネルだったぁー。
こちらは金沢21世紀美術館のプールや先日まで森美術館を賑わせてたレアンドロ・エルリッヒの<トンネル>。
ぐるぐる回る床屋さんのサインポールの中に入れるのはカールステンヘラー<Rolling Cylinder, 2012>。なにこれ、おもしろい。
災害時にも利用できるアートは眞田岳彦<大地をつつむ皮膚>。この布(ビニール?)の模様はコチラで勉強したカラムシ柄。
そして、背後から撮られてたりする。
【#izumanixLOVEniigata #いいね新潟】
タイトル:『分身と旅する人。』
作品解説:#ぬい撮り たるもの、どんな場所やシチュエーションでも、相棒である“ぬいぐるみ”との撮影を欠かさない。⠀
今日も黙って相棒はポーカーフェイスで、私に寄り添ってくれるのだ。#雪国観光圏たのしー 😲📸 pic.twitter.com/T8NmpMVr3r— izumin💋 (@izumanix) 2018年3月18日
ここもゆっくり見たいよ、また来たいリストに追加!
【越後妻有里山現代美術館キナーレ公式サイト】
住所:新潟県十日町市本町6
入館料:大人800円、小中学生400円
営業時間:10時~17時(最終入館16時30分)/水曜休館
◆ローカルな1両編成「飯山線」の旅
美術館のあとはローカルな飯山線に乗って鉄道旅を楽しむよ。十日町駅から津南駅までは約25分。
1両編成の車両は北リアス線(a.k.a『あまちゃん』)を思い出してしまう♪
もちろんワンマン運転です。
そりゃ、頭の中は『あまちゃんOPテーマ』が流れるよ。地元の方もフレンドリーだし。
外はまだ雪景色。新潟の春はもう少し先かもしれない。
津南駅には改札を出ると「駅の温泉」なるものがある。青信号だと入れます。
◆「苗場山」酒造見学&お買い物
津南駅に来た目的はこちら、「苗場酒造」さん。「苗場山」の酒蔵見学をします。
1907年創業の苗場酒造は苗場山の伏流水で作る「地酒蔵」。名前は知っていたけど、飲んだことはなかったんだよね。
中に入ると、酒粕を切っていくお母さん。奥には巨大酒粕がベロンと剥がれる作業場も見れたよ。
すでに仕込が終わっていたので見学箇所は少なめでした。
見学が終わると試飲へ。大吟醸が好みかな。もう、この新潟旅でいろんな日本酒を知ってしまったなぁ。
試飲で気に入ったら是非お土産を。小さな瓶は300円以下で購入できるのも嬉しい。
お子様やアルコールがだめな方には酒粕を使ったお菓子もあるよ。素朴でおいしい。
ワタクシが購入したのは酒粕。400円/kgってお安い!
帰宅して、粕汁、甘酒、酒粕ケーキ、鶏肉の酒粕漬け焼きとか作ってたら1週間で使い切ってしまった。この酒粕本当においしい。
【苗場酒造公式サイト】
住所:新潟県中魚沼郡津南町下船渡戊555
営業時間:9時~18時/水曜定休日
◆スキーやフジロックの帰りも遊ぼうよ
ここ15年以上、毎年のように越後湯沢を訪れているけど、エキナカはリニューアルしたし、このあたりも充分フジロックマネーが落ちているように見えていたんです。でも実際は駅と宿の往復だけなので、その周りは何も変わっていないとのこと。
今回の旅で湯沢周辺の魅力を知ってしまったので、GWや夏休み、フジロックのついででもいいからちょっと観光してみて欲しい。
お問い合わせ:雪国観光圏
※上越新幹線「越後湯沢駅」周辺観光のアレンジも可能です。
Special thanks:(一社)プレスマンユニオン/新潟観光協会/越後湯沢温泉観光協会
※今回のメディアツアーはプレスマンユニオンが主催。宿泊費、交通費、飲食費を負担いただきました。
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