縄文時代のアート・火焔型土器が見られる 新潟「十日町市博物館」
◆最古&新潟唯一の国宝「火焔型土器」がある十日町市博物館
新潟に国内最古の国宝があるんだよ。とやってきたのは「十日町市博物館」。中に入ると国宝「火焔型土器」がお出迎え。レプリカだけど。
信濃川コーナーを通り過ぎ
雪国の動物たちにあいさつ。
どんぐりなどを食べ、狩猟をして暮らしていた縄文時代の生活。
犬…
はい、国宝にご対面。これ本物です。
新潟県笹山遺跡から発掘された縄文時代の「火焔型土器」は実用性を無視した最古のアート作品?これで煮炊きもしてたとか。この前にも後にもこんなデザインの土器はなく、岡本太郎的な人が突如現れたのでは?とかなんとか。
平和な縄文時代が終わり、稲作が始まると貧富の差や争いが始まるわけです。平和の象徴として、この縄文時代のアート作品を2020年の東京オリンピックの聖火台にしたいという運動が始まっているとのこと。
また、2018/7/3(火)~9/3(日)東京国立博物館で開催される特別展「縄文―1万年の美の鼓動」で展示されるので、その前に新潟に見に行ってもいいかもしれない。
博物館にはこの他、「越後縮」についても学べるよ。(猫ちゃんを探せ!)
こちらは米の粉で作ったチンコロ(犬)。割れるといいことがあるらしい。色も形も、ものすごくかわいい。
越後縮を着こなす美人さん。
お土産も結構豊富で、火焔型土器絵皿。いいセンス、いいお値段。
そして、マグネットとか。これマグネットじゃなくてクッキーだったらものすごく売れそう!内容、グッズともに、土器ファンにはたまらない博物館では。
【十日町市博物館公式サイト】
住所:新潟県十日町市西本町1-382-1
入館料:300円
・縄文―1万年の美の鼓動展公式サイト
◆伊沢和紙作り体験「欅」
十日町市博物館から車で20分ほど、「伊沢和紙工房 欅」にやってきたよ。こちらは伊沢和紙の紙漉き体験ができます。
職人の山本さんは、昭和30年に廃絶した伊沢和紙工房を、地元の有志の皆さんと復活させたお方。原料作りから始まった伊沢和紙は、今では日本酒の久保田のラベルにもなっているのです。
こちらがその和紙。ちぎろうとしても全くちぎれないほど丈夫。
和紙の良さをわかっているのは西洋人。西洋の紙はもろく、昔の文書がきれいに残っていないのに対し、日本の和紙は丈夫なので、多くの文書が残っているそう。それが当たり前なので、日本人は和紙のよさに気づかず、西洋人が和紙を魅力的に思うんだとか。
原料の楮(こうぞ)の皮。
それがこんな綿みたいになって、いよいよ紙漉きができます。
紙漉き体験。まずは山本さんが波を立てながら作る「流し漉き」というワザを披露。
お見事~。
次にコヤナギユウちゃん(@KoyanagiYu)が挑戦。
うん、先生のようにはいかんのです。個性的ってことで◎。
そして、圧搾。
最後に60℃の鉄板に貼り付けて乾いたら出来上がり。個人的には押し花とかが入った、かわいいハガキが作れると嬉しいなぁ。
原料作りから始まる和紙や越後上布にお酒。新潟には尊いものが沢山あるのです。
【伊沢和紙工房公式サイト】
住所:新潟県十日町市犬伏143
紙漉き体験料金:1人1枚800円(11名以上だと割引あり)※要予約
お問い合わせ:雪国観光圏
※上越新幹線「越後湯沢駅」周辺観光のアレンジも可能です。
Special thanks:(一社)プレスマンユニオン/新潟観光協会/越後湯沢温泉観光協会
※プレスマンユニオン主催のメディアツアーに参加しています。
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