リアルチェコ旅レポ~フルボカー城&ホテルPODHRAD
◆チェコの小さな町「フルボカー(Hluboka)」
2018年チェコ旅、チェスケーブディェヨヴィツェからやってきたのは、「フルボカー」という小さな町。ここには「チェコで一番美しい」と言われているお城があるんですって。
場所はこの辺り↓
今回のフルボカーは、行きも帰りも全く一筋縄ではいかない旅になってしまいました。ここは遠慮せずに、チェコのリアルな旅をご紹介します。
◆フルボカーへのアクセスと続くイレギュラー案件
個人旅行でフルボカーへ行くには、チェスケーブディェヨビツェからバスに乗ります。
何時のバスに乗るかはIDOSでチェックを。そして、バスのインフォメーションカウンターで降りたいバス停名を書いたメモを見せれば、「○番乗り場へ。」と教えてくれます。電光掲示板もあるので、確認しつつ。
チェスケーブディェヨヴィツェは始発停留所。時間になるとバスがやってきます。
運転手さんに、行き先メモを見せると何かチェコ語で言っている。なんだろ、わからない。
ぽかんとしていると、後ろの人が英語で「そのバス停は今工事中で、そこには停まらないの。」と。あぁ、またチェコ旅のイレギュラー案件ですよ。
え、じゃあどうすればいいの?バスは何処に停まるの?後ろにはまだ人が並んでて迷惑になってるし、乗ったところで何処で降ろされるか、1つのバス停の距離がどれくらいかもわからない。降りたほうがいいの?めっちゃ焦る…。
と、一瞬のうちに頭の中でぐるぐるといろんなことを考えてたら、後ろの方が「1つ先のバス停が500m先で、そこに停まるの。あなた何処のホテルに泊まるの?」と。お、500mなら大丈夫か。後ろの方にホテルを伝えると、「私もそこで降りるからと。」一安心。
しかし、この人がいなかったらどうなってたんだろうか…。(運賃26Kc≒143円)
◆フルボカー城へ
チェスケーブディェヨヴィツェからバスで約30分。降りたバス停は、周りには畑しかない、かなり田舎。
フルボカーはとても小さな町、といえど、バス停から石畳の道を15分程歩いて、やっとホテルにチェックイン。もう、いつスーツケースのキャスターが壊れてもおかしくない感じ。(同じ時期にチェコ旅をしていたayan( @warashibe )ちゃんはキャスターが外れてた…。)
フルボカーの見所はチェコで一番美しいといわれている「フルボカー城」。まずは高台にあるお城へ向かいます。
目抜き通りから坂道を上り、10分程で着いたフルボカー城。うん、美しいネオゴシック建築の建物。このお庭までは無料で入れるのも魅力的。
13世紀半ばにボヘミア国王ヴァーツラフ1世によって築かれたお城。141部屋のうち見学できるのは15部屋。
変なドアノブ。あとで質問したら、侵略してきたトルコ兵をやっつけているらしい。こちら、城内の壁紙にもなってた…。
そして、やはり鹿!チェコのお城ではだいたい鹿の首がニョキニョキしている。
今回参加したのはチェコ語のツアー。ツアーは何種類かあるみたいだけど、今回は約1時間の普通のツアーに参加します。言葉はわからなくても、日本語のパンフレットがあるからかなり楽しめるのが嬉しい。
ツアー料金は180Kc≒990円。
チェコで一番美しい。ってどんな感じだろう?レドニツェ&ヴァルチツェやクロムニェジーシュのような、乙女な感じを想像していたけど、それとも違う、木製のインテリア(木製の暖炉まであった!)にゴブラン織りのテキスタイルをほぼ全ての部屋に使った「重厚で落ち着いた雰囲気」のお城でした。
城内は撮影禁止。是非直接見に行って!
ランチはお城の少し下にある、お城のようなホテル「STEKL」のレストランへ。
そうだ、チェコでまだ「ベヘロフカ(チェコのハーブ酒)」を飲んでいないぞ。と思い、炭酸割りをオーダー。
微炭酸のミネラルウォーターでほぼ水割り状態だけど、この日は暑かったし、おいしい!
本日のランチセットは野菜スープとポークと人参の煮込みで119Kc≒654円。良心的なお値段。
豚肉がごろごろ入っている優しい味。
夜はホテルでおすすめされたホスポダ「U HAJKU(ウハイク)」へ。
9月も半ばだというのに夏のような日が続き、夜でも外で飲めるのが嬉しい。
フルボカーは他の地方に比べるとビール代がやや高め(25Kc≒138円)です。
◆ホテル「PODHRAD」に宿泊
フルボカーで1泊したのは、夜に行ったホスポダ(居酒屋)のすぐ隣のホテル「PODHRAD」。
去年リノベーションされたという部屋は、なるほど!フルボカー城を意識したインテリアでした。お城のイメージ湧いたかな?
ミニバーにはベヘロフカとワイン、ピルスナーウルケル缶。やはり、ティーセットはないので、地上階のレストランでコーヒーを買って、部屋で飲んでました。(アメリカーノ45Kc≒248円)
朝食もシンプルながら充分な種類。
こちらのホテル、1泊すると、ウェルネスが1つタダらしく、UKOARAはプール・ジャグジー・サウナを利用しました。(予約制)
プールは小さいけど流れるプールなのでその場泳ぎが可能!こあらとクルテクは流されまくってた。
◆WiFiルーターもアテにしてはいけないチェコ地方旅
さて、一筋縄ではいかないチェコのバス旅。
翌日のバス移動について、ホテルのフロントスタッフに尋ねると、工事中で停まらないバス停を教えてくれたので、「そこは工事中で停まらない。」と伝えると、もう、その先がわからないらしく、答えが一向にでない。
アプリで検索したくても、その次のバス停の名前がわからない。グーグルマップで調べたくても、地方だからかWiFiルーターが役に立たず、検索できない。これは、次に行くスキーリゾート「リプノ」でも同じ現象で、SNSやメッセンジャーは使えても、グーグルマップ検索は重くてできなかった。
検索できないとどうにもならないのに、ホテルスタッフが全く調べられないという不毛な時間。かなり時間のロスに。このアナログ感なに…。ホテルの人なに…。
ここはもう、日本にヘルプ。バス停とバスの時間を調べていただき、やっと次のステージへ。
バス停の位置も微妙で(WiFiルーター=グーグルマップ使えないし…)、通りがかりの人に聞きたくても、車しか走ってない。強引に止めて聞いても知らないと…。もしかして、みんな車移動でバス停なんて知らないの?
ここでもかなり焦ったことは確か。バスの乗り換えはあるし、どっちの方向に乗るのかもわからないし、チェコでのバス旅、ハードル高めなのは間違いないです。
お城は見てみたいけど、「こんな難しそうなの無理でしょ。」とあきらめないで。プラハからの現地OPツアーもあるので、フルボカー城の美しさを体感してきて!ほんと美しかったよ。
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Special Thanks:チェコ政府観光局
※今回の旅費宿泊費はチェコ政府観光局に負担していただいています。
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