八海山を飲む・食べる・見る「魚沼の里~今成漬物店~トミオカホワイト」
◆八海山を楽しむ旅

3月の新潟旅、魚沼と言えば八海山。この記事では、食べる、飲む、見るを楽しめる、八海山ゴールデンルートを紹介します。
今回のルートはこんな感じ↓魚沼の里→トミオカホワイト美術館→今成漬物店
◆まるごと八海山の施設「魚沼の里」

ランチにやってきたのは、あの日本酒の八海山が展開する「魚沼の里」。ここには食事処、カフェ、ベーカリーなどがあって、お買い物や雪室見学もできるという、時間があるなら半日くらい遊べそうな施設。
・城内食堂 武火文火

魚沼の里では、安くて美味しい一般の観光客も利用できる「みんなの社員食堂」が有名らしいのだけど、UKOARAは「城内食堂 武火文火」に入店。魚沼産の旬の食材を使った料理を楽しめます。
お店オススメの「武火文火定食(1,380円)」をオーダー。
炊き上がるまで30分待ったつやつやのごはん~。釜戸炊きではないにせよ、炊き方、水分量など完璧。ここのごはんが、この旅で一番美味しかった。

そして+80円で粕汁に変更。どろどろの粕汁もめっちゃおいしい。モチロン、八海山の酒粕だよ。

メインは山菜コロッケ。ふきのとうの苦味が◎。旬のお料理は嬉しいな。

コロッケの手前にある赤い調味料、ケチャップかな?と思ったら、ちょっと辛い。これは「かぐらなんばん」という魚沼の調味料。雪室のショップで購入できます。

そして八海山のあまさけ。お米の味が残っててやさしい甘さ。底にはぶどう酢が入っているというアレンジ。

この定食、結構量が多くて、UKOARは全部食べきることができなかったほど。お味は大変よい◎です。
・八海山雪室見学

魚沼の里に来たら「雪室見学」をお忘れなく。雪室棟の店内カウンターで予約を受け付けています。先着順、1回15名まで。

雪室とは天然の冷蔵庫。こちらでは1000トンの雪を収納でき、中は常に5度くらいに保たれています。
原酒の貯蔵や、コーヒー、食材の保管もこちらで。冷気は店内の冷温庫にも送られているので大変エコ。

日本酒のみならず、樽焼酎もあった!

そして、見学の最後には、試飲バーが待っている。これは嬉しい!

雪室貯蔵三年 白の八海山。するすると飲めちゃう。

そして、初めてお目にかかった贅沢あまさけ。ものすごく甘い!ノンアルコール飲料もあるからお子様もドライバーもOK!(みりんまであった。)

出口から続くショップには、ジャムやピクルス、量り売りの豆も売っててお土産探しも楽しいよ。

八海山ビールやあまさけスイーツも楽しめるカフェでは、雪室コーヒーをオーダーしてみた。うん、深煎り豆ですな(雪室感よくわからなかった…)。


2Fにあるのはキッチン雑貨のお店「okatte」。

東京でも手に入る洗練されたキッチン雑貨が並んでいるけど、この八海山シリーズはなかなか見かけないよね。


・焼きたてバームクーヘン「さとや」

お次は八海山を使った焼きたてバームクーヘンのカフェ「さとや」。お店に近づくと香ばしいいい香りがしてきたよ。
2Fはカフェになってますが、ここでは、時間がなかったのでさくっとお土産を購入。夜にお宿の囲炉裏で温めていただきました(最高だったー。)。あぁ、時間が足りない…。

食べられなかったものとか、見逃したところがいっぱいあるので(ベーカリーとか、ベーカリー…)、ここはまた遊びに行きたい。
【魚沼の里公式サイト】
住所:新潟県南魚沼市長森
営業時間:10時~17時
定休日:なし
◆トミオカホワイト美術館から望む八海山

魚沼の里から車で10分、きれいな八海山を見られる場所がある、と連れてきてもらったのが「トミオカホワイト美術館」。
画家・富岡惣一郎氏が描く白と黒の世界を体験できる美術館。この美術館前と中のロビーからの八海山が見事!
時間があったら立ち寄りたい。

【トミオカホワイト美術館公式サイト】
住所:新潟県南魚沼市上薬師堂142
休館日:水曜
◆百年続く八海山の粕漬け「今成漬物店」の山家漬

最後に八海山を味わいにきたのは、六日町にある「今成漬物店」。八海山の酒粕で漬けた粕漬けで「山家漬」と呼ばれています。

商品は金糸瓜、越瓜、きゅうり、ナス、わらびの5種類の詰め合わせの「山家漬」と金糸瓜のみの「金糸漬」の2種類。魚沼産の野菜を使った、昔ながらの製法で作り続けています。

昔から使われている薬箪笥がかっこいい。

お店の奥にある、築200年の蔵も見学させてもらったよ。ひんやりした石造りの建物。

ここでは3度かす床を漬け変える作り方をしています。1年かけてやっと食べられる状態になるそうです。
1つの漬物がこんなに手間暇かかっているなんて、知るとありがたみが強くなる。

そして、ご自宅で試食。この美しい漬物の盛り付け方、見習いたい!

粕漬けの鼻から抜ける香りが上品。実はワタクシ、粕漬けがそんなに得意ではないんだけど、これは甘口でまろやか、おいしい。ぺろりと食べてしまった。
特に黄色い金糸瓜がシャキシャキで、これは人気が出るよね。と納得。白いご飯、もしくはお酒が欲しくなる。
この味を北原白秋や高浜虚子、正岡子規も楽しんだそうな。
売り物にはしていないというクリームチーズ漬けもおいしい!

ちなみに山家漬の名付け親は文人・会津八一。
手間暇かかる昔ながらの粕漬けは大量生産ができないので、オンラインショップはありません(電話受付はOK)。是非、足を運んでこの味に会いにきてね。
【今成漬物店】
住所:新潟県南魚沼市六日町1850-1
電話:025-772-2015
お問い合わせ:雪国観光圏
※上越新幹線「越後湯沢駅」周辺観光のアレンジも可能です。
Special thanks:(一社)プレスマンユニオン/新潟観光協会/越後湯沢温泉観光協会


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