隠岐「西ノ島ゆるゆるトレッキング」大山口~焼火神社
◆登山初心者もOK、2時間半の焼火山縦断コース
2018年11月、ユネスコナショナルジオパークに指定されている隠岐・西ノ島旅の目的は「トレッキング」。今回は大山ダムから焼火(たくひ)神社~駐車場までの距離3.2km、高低差245m、約2時間半のコースを歩きます。
こちら↓のマップのFからスタートしてAに向かいます。
トレッキングスタート地点の目印は、お地蔵様と一丁目の道標。ここから階段を登ります。
ここは、焼火神社に続く旧参道。1丁目からスタートして、1町(108m)ごとに道標が現れます。これを探しながら歩くのも楽しい。
焼火山の木の半分はやぶつばき。昔は椿油をとっていたそう。3月になると足元が一面椿の花で埋め尽くされてきれいなんだって。
この辺りで一番大きい野生動物は隠岐野ウサギ。夜行性だから昼間は出会えないけど。写真を撮りつつ、ゆるゆるとトレッキング。
ふかふかの落ち葉の上を歩けるのも秋のトレッキングの良いところ。
樹齢700年の杉の前で休憩。
巨木の横にも道標と石仏。石仏は明治期の廃仏毀釈で首がないのです。こういうのアジアっぽい。
展望台に到着。頂上があまり開けてないので、ここが一番のビュースポット。ここでお弁当を広げたり、お湯を沸かしてコーヒーを淹れたりしたいけど、風が強いのでおにぎり&水筒ぐらいがいいかもしれない。
そこからもう少しいくと山頂(標高452m)。鉄塔が目印です。
次に目指すのは焼火神社。
◆焼火神社は国指定重要文化財
山道を下って、溶結凝灰岩の石垣が現れたら左へ。
社務所を通り過ぎると、国の重要文化財「焼火神社」がででん、と現れます。
本殿は1732年に建立で隠岐諸島最古の木造建築物。主祭神はオオヒルメムチノミコト(=天照大神らしい)で航海安全の神社です。
社務所には300年ほど前のものという烏天狗と荼枳尼天(だきにてん)。つまり、ここは神仏習合の地。
社務所では宮司さんがお抹茶を点ててくれました。一応予約するといいかも。
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中ノ島を眺めながらいい時間。
お手洗いは社務所にありますが、和式のみ。トイレ前の通路に虫の死骸が多すぎて、そこを歩きたくなくてあきらめました。せめてスリッパを!
駐車場まで下ります。
15分ほどで駐車場に到着。ゆるゆると2時間半トレッキング終了です。いくつか分岐があって、そこがわかりにくかったので、目印など改善が必要かなと。あと、大体スマホは通じるので迷ってもなんとかなりそう。
スタートの大山口と、ゴールの駐車場ですが、どちらも、別府港辺りからは徒歩で行ける場所ではないので、タクシー利用がよいと思われます。
また、服装・荷物は、低山トレッキングスタイルがおすすめ。トレッキングシューズは無ければ普通のスニーカーでも大丈夫かな、というコースでした。
ちなみに、大山口の手前には焼火神社の鳥居が海に面して建っているので、こちらもチェックしてみてね。
今回のトレッキングコース詳細は→→→コチラ
Special thanks:(一社)西ノ島観光協会/(一社)プレスマンユニオン
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