ヘルシンキ最新グルメ「GRON・グローン&Juuri・ユーリ」
◆ヘルシンキ最先端のレストラン2店舗紹介
フィンランド・ヘルシンキでは最先端の料理を楽しめる、「モダンフィンニッシュレストラン」が増えています。今回は、地元の食材や食器を使い、独創的な料理を提供する、2店舗を紹介します。
◆地元っ子に人気!「GRON(グローン)」
1軒目は「GRON(グローン)」へ。
店内は暗めの照明で、かなりこぢんまりとしています。地元の方で満席の人気店。
まずは黒パン。
黒パンにはシードや、レモンバーベナ風味のさっぱりした酸味のあるバタークリーム、バーベナの塩をつけます。
これが美味しくて、どんどん食べちゃう。この後のことも考えてセーブしつつ。
前菜はマッシュルームとほうれん草のパイ。
パイといっても、ものすごく薄いタルトのような土台でパリパリしています。生のほうれん草にリンゴンベリーがのっていてクリスマスを感じさせる色合いがかわいらしい。
味はマッシュルームの旨みが強くて美味しいんだけど、上にかかっているパウダー(コンソメ?)がちょっとしょっぱかった。
お次はサクサクに素揚げしたケールとタルタル(生の熟成牛挽肉)。
前にフランスのパリでハンバーグを頼んだら、生の牛肉が出てきたことがあったので驚かないけど、生肉って海外来たわーって思う。
そして、このケールがすごく新鮮な食感だった。いわゆる青汁の葉。甘みと青みとちょっとの苦味がサクサクの食感で、生肉のいいアクセントに。これ、日本でやったら流行りそうよ。
こちらのお店はプレートも全てオリジナルでヘルシンキの陶芸家が作っています。
トラディショナルなフィンランド料理も知らないくせに、もうここ、モダンすぎて「これなんだろねー。」といちいち確認しながら食べていた…(苦笑)。
メインは菊芋(エルサレムアーティチョーク)のグリル。
メインがまさかのお芋。菊芋って初めて食べました。
シャクシャクした歯ごたえ。この歳になっても初めてがあるってやっぱり旅は楽しいね。みんな、パソコンの前から飛び出そう。
そうそう、このお店は大きいお皿の端っこにお料理を盛るようです。
デザートはひえっひえのアップルクランブル。
おいしいんだけどクランブルがすごく冷たくてホワイトチョコレートとビネガー(すっぱさ)、キャラメルソースとすごく複雑な味です。味の調和はとれているのかちょと謎。
締めは焼きマシュマロ。なんだろう。お花的な?これがヘルシンキのニューウェーヴです。
◆サパス?イッタラ、マリメッコの食器で食事ができる「Juuri」
こちらもモダンフィンニッシュレストラン「Juuri(ユーリ)」。
レンガ造りの建物はワインセラーにもなっていたり、ビールの醸造もしています。
ここではなんと、イッタラやマリメッコの食器で食事が出来ます。
グラスとピッチャーはイッタラ。みんな違う色のグラスでかわいい。フィンランド(北欧全般)はタップウォーター(水道水)を最初にサーブしてくれるので日本人にはありがたいし、フィンランドの水道水は美味しいです。
お酒はフィンニッシュラガービール「VALSSI(ワルツ)」をオーダーしたら、まさかの黒ビールだった!これ美味しい!8.5ユーロ。
そして、ayanちゃん( @warashibe )のオーダーしたシードル「PARATIISI」はリンゴと蛇がかかれたボトルが目印。
PARATISSIってアラビアの食器にもシリーズがありますね。PARATISSI=楽園。
つまり、アダムとイブが食べてしまった禁断の果実なんですね。味は結構ドライ&酸味が強い。こちらもフィンランドのブルワリーで作られています。
こちらのお店は小規模生産の農家と契約をしている地産地消のお店。そして、珍しいのはスペイン小皿料理のタパス。ではなく「サパス」で料理が提供されます。(フィンランド語でフィンランドはSuomi。そのSをもってきてサパスなんだって。)
まずはお通し的な一口サイズの生のサーモン?これもですね、美味しいけどモダンすぎて、他の材料が何なのかわからない…。
2種類のパンと北欧のパリパリのクラッカー的なあれ。そしてオイルペーパーに包まれているのはバター。
ここのバター最高に美味しくてまたもやパンを食べ過ぎちゃうやつ。危ない。冬ならお土産に買って帰りたい。
これが「サパス」いろいろ。魚と野菜多めです。
1軒目の「GRON」と同じく皆さん首をかしげながら食べています。美味しい美味しくないの問題ではなく、なんだかよくわからないというのが正直なところ。極東の人間からすると不思議な味のものが多いです。
やっと普通のお料理キター!極東イワナ。サーモンに似ています。皮がパリパリでおいしい!
イクラ的な魚卵がのっていたり、安心安心。白米欲しくなっちゃう。
そしてデザートはブルーベリーソースと山羊チーズのアイスクリーム。
ワタクシ、山羊ミルクが苦手だったことを伝え忘れてました。チーズは発酵具合によっては大丈夫なんだけど、発酵が浅いのは…。すんません。
食後のコーヒーはマリメッコのカップで。かわいい!!!
この薄い色のお茶はホワイトティーというもので、フィンランド(エストニアも)で「ティー」をオーダーするとかなりの確立でこの色の薄いホワイトティーが運ばれてきます。味もハーブティーとかフルーツティーなど。
ということで、トラディショナルを知らないフィンランド初心者なので比べようがなく、なんともあれなのですが、どちらのお店も居心地良いし、店員さん親切だし、特にJuuriは食器も嬉しいのでヘルシンキに来たらぜひ。
UKOARAのありつけなかったトラディショナルなものと比べみてくださいー。
【店舗詳細】
・GRON RESTAURANT(グローン)
住所:Albertinkatu 36
・Juuri(ユーリ)
住所:Korkeavuorenkatu 27
各店の営業時間は公式サイトからご確認ください
GRONとJuuriの位置はコチラ↓
※エストニア政府観光局主催プレストリップにLinkトラベラーズメンバーとして参加しています。
Special thanks:エストニア観光局/Linkトラベラーズ/Visitfinland/FINAIR
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