ブルガリア ソフィア 美術館のようなアレクサンドルネフスキー寺院~シナゴーグ~聖ニコライロシア教会
◆ソフィアで宗教寺院を周ってみよう
ブルガリアは多宗教の国。首都ソフィアには沢山の教会や寺院があります。今回は首都ソフィア街歩きの途中で立ち寄れる3つの寺院「アレクサンドル・ネフスキー寺院」「ソフィア・シナゴーグ」「聖ニコライ・ロシア教会」を周ってみました。この3か所は歩ける距離(約30分)で2時間あれば余裕で周れます。
①美しさブルガリアNo.1「アレクサンドル・ネフスキー寺院」
まず、ソフィアで絶対に訪れたいのが、ブルガリア最大の「アレクサンドル・ネフスキー寺院」。ブルガリア正教会の寺院で美しさはブルガリアNo.1と言われています。
※内部の撮影は不可。今回は取材のため許可をいただいています。
アレクサンダル・ネフスキー寺院は、露土戦争で戦死したロシア兵を慰霊する目的で建てられました。
西欧の教会は正面の神廊に十字架がかけてありますが、東方正教会では彫像は置かずに聖人の描かれたイコノスタス(イコン)という壁があります。
ギリシャで教会巡りをしたときに、東方正教会は基本的に地味な印象だったのだけど、ここはとにかく美しい!足元には大理石が使われています。大きなシャンデリアも圧巻。
私は宗教(神様)を信じていないので教会と寺院の違いも分からないレベルですが、こういった宗教施設は美術品として美しいな。という目線で楽しみます。
この寺院には、ブルガリアで使われているキリル文字の生みの親「聖キリル」のイコン(聖画)もあります。(キリルはいつも本を持っています。)
イコンは伝統的構図と技術で描かれるため、作者のサインもなく、どの教会に行っても似たものが飾ってありますが、下↓の聖母はブルガリアの伝統的な靴をはいていたりして、お国柄が出ているそう。
こちら↓はアレクサンダル・ネフスキー寺院を裏から見たところ。雰囲気が変わってモスクのよう。
海外の寺院に行くとチェックするのがセイントグッズやメダイ。今回は2つ購入。
そして夜のライトアップも美しく、正面、裏、真横どこから見ても絵になります。寺院の周りにはカフェが並んでいて、この辺りで夜ごはんを食べるのも雰囲気が良くておすすめです。
【アレクサンダーネフスキー寺院】
時間:7:00~19:00
入場料:無料
※寺院内撮影不可
②ユダヤ教寺院「ソフィア・シナゴーグ」
次に来たのは、セントラルハリの近くにあるユダヤ教寺院「ソフィア・シナゴーグ」。日本にいるとユダヤ教ってあまり身近にないものなので、ちょっとドキドキしますね。
こちらは警備が厳重で門が閉まっています。まず、インターフォンを押して門を開けてもらい、手荷物チェック。そして入り口で2Lvを払います。
この9本のろうそく立てがユダヤ教のシンボル“ハヌカ”。
こちらは写真撮影OK。
まず目に入るのが、きらびやかなブルガリア最大のシャンデリア。ユダヤ教は見回して分かるように偶像崇拝は禁止。
壁の模様や全体の色使いがものすごくセンス良く、コバルトブルーのドーム一面に黄色の星が描かれ、まるで子供部屋のよう。すごく好き。
タイルも乙女センスでものすごくかわいい。
こちらが祭壇。
ユダヤ教の男性がかぶるキッパー。頭を隠すことで神様へ失礼がないようにしているそうです。これまでかわいく見えてきちゃう。
ユダヤ教寺院がこんなかわいらしい場所だとは想像もしていませんでした。今回訪れた宗教施設の中で一番のお気に入りです。
【ソフィア・シナゴーグ】
時間:9:00~16:00
料金:2Lv
※寺院内撮影可
③外観がかわいらしい「聖ニコライ・ロシア教会」
最後にやってきた「聖ニコライ・ロシア教会」は1914年に建てられたもの。金色のたまねぎがロシア教会の目印。テーマパークにありそうなかわいらしく美しい外観です。
ロシア教会は入り口が西側にあります。神廊は南にあるため、祈るときは90度向きを変えます。教会内部は外観から想像したものとは違い、かなり小さく質素な印象でした。
(内部撮影不可)
たまねぎの上にはロシア正教の八端十字架。
【聖ニコライ・ロシア教会】
時間:7:45~18:30
料金:無料
※教会内撮影不可
今回紹介した3つの施設は歩ける距離にあります↓いろんな宗教施設を気軽に楽しめるのは、実は信仰深くない日本人ならではなのかも。
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※ブルガリア共和国観光省×たびねす主催FAMツアーに招待いただきました。
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