負の遺産「戦場にかける橋」カンチャナブリで平和について考える
◆カンチャナブリ1Dayトリップのススメ
タイ国政府観光庁&タイ国際航空プレゼンツメディアツアー3日目。
この日は3つの選択肢がありました。
1.バンコク市内観光
2.バンコクウォーキングツアー
3.カンチャナブリ観光
バンコクの寺院は行ったことあるし、暑い日中のウォーキングもきついな、と消去法で選んだカンチャナブリ。カンチャナブリって聞いたこともなく、全然知らなかったのです。
前もって調べてみると、映画『戦場にかける橋』の舞台。ふむふむ、ちょっと真面目&重たい系ですかね。
東京から参加した8名のブロガーのうちカンチャナブリツアーの参加者はUKOARAととくとみさんと大帝オレさんの3名のみ。
バンコクからカンチャナブリへはバスで片道約3時間。1日がかりの観光になります。
◆JEATH戦争博物館
まず最初にやってきたのはカンチャナブリ戦争博物館(JEATHミュージアム)。
死の鉄道とも言われる「泰緬鉄道」は第二次世界大戦中の日本軍にとっての輸送路。同盟国タイからビルマへ415kmにわたる難工事に、3万人以上の捕虜兵士と10万人以上のアジア強制労働者が投入され、そのほとんどが死亡した、日本にとっての負の遺産。
JEATHもDEATHをもじってJapanのJを頭文字にしたものなのです。
ワタクシ、知らなかったのです、この事実。学校で習ったっけ?(世界史の授業は寝てたんだよ…。)
そう、ここでは日本人は、「なんだかすみません。」という気持ちになるのです。でも実際にここで何があったかを学ぶこと、知ることは大事。中に入っていきましょう。
この竹作りの小屋は当時の捕虜の住居を復元したもの。
日本人による拷問の様子のスケッチなどもあって「むむぅ。」ってなっちゃう。以前は写真で、もっとリアルだったらしいです。
※中の撮影は禁止です。
他の部屋では、当時使われていた武器や遺品が展示されています。

”FORGIVE BUT NOT FORGET”
部屋の外に出れば、静かな世界。現代に戻ってきた感。ぼんやりと平和。
日本だけにいると、加害者側の立場で戦争を感じることが無いから、これは貴重な体験。でも複雑な気持ちになっちゃうなぁ。
【JEATH戦争博物館】
住所:Ban Tai Muang Kanchanaburi, Kanchanaburi 71000
OPEN:8:30~17:00
料金:50B
途中には6,982人の眠る、連合軍戦没者共同墓地。
次にやってきたのは、戦没者慰霊塔。日本人だけのものではなく、全ての戦没者のためのものです。

お線香をあげ両手を合わせます。
その隣にあるのが、当時走っていた蒸気機関車。中に入ってもOK。
すでに気持ちが、ちょっと重くなってしまったゆーこあら。でも、平和ボケしてるゆーこあらには、これくらいがいい。
◆クウェー川鉄橋と泰緬鉄道
次にやってきたのが「クウェー川鉄橋」(=戦場にかける橋 ですな。)。
この全長300mのクウェー川鉄橋は、今でも鉄道が走るのだけど、それ以外の時間は人が歩いてOK。
人気の観光スポットだけど、いろいろ見てきた後だと、特に日本人は他の国の観光客みたいに、単純にウェーイって楽しめないのがあれです。
バンコクから3時間かけてやってきたカンチャナブリー。素直には楽しめない複雑な気持ちで観光。 #LoveThailand #AmazingThailand #globalWiFi #グローバルWiFi #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
そして、この橋のすぐ近くにあるクウェー川鉄橋駅から泰緬鉄道に乗り込みます。
停車時間が短いので急いで乗り込んでー!
この辺りからやっと観光っぽいー!たのしー!と盛り上がってきます。
先ほどのクウェー川鉄橋に取り残されちゃった人は、このでっぱりに逃げ込みます。逃げ遅れたのに楽しそうー。
鉄道で橋を渡った。楽しくて隣の駅までの30分があっという間だった🚃。#LoveThailand #AmazingThailand #train #鉄道 #globalWiFi #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
こんなにレトロな鉄道に乗るのは初めて、わくわくする!!座席は指定席です。
でも鉄道に乗ったら凄く楽しかったのだよイェー。#LoveThailand #AmazingThailand #globalWiFi #グローバルWiFi #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
すぐにお水とおしぼりが配られます。
帽子屋さんやポストカード屋さんもやってきます。
関西のGoProインスタグラマーNobuuu君はこんな感じで撮っていたよ。そう、この鉄道ドアがないのね。開放的!
じっとしていられないUKOARAも、ドアの無いスリルを楽しんでおりました。
リバークウェーブリッジ駅からターキレン駅までの一駅区間だけ列車に乗りました。窓もドアもフルオープンの古い客車なので、車窓の眺めをフルに楽しめます。
#AmazingThailand #LoveThailand #trip #travel #thai #thailand #旅 … pic.twitter.com/W06vbEppHP— 徳富政樹(とくとみ) (@tokutomi) 2017年6月23日
1駅30分の鉄道旅はあっという間に終了。
ホームはあるけど、ホームじゃなくて直接線路に降ります。
そして先を行く旅人を見送ります。
泰緬鉄道は1日3本、この先にもウォーターアクテビティなど観光スポットが沢山あるので、カンチャナブリに1泊するのもよさそう。カンチャナブリには安宿から高級リゾートまでありますヨ。
◆クウェー川鉄橋を見ながらランチ「ザ・フローティングレストラン」
今回のツアーでは、バスでクウェー川鉄橋まで戻り、そのすぐ下にあるフローティングレストランでランチです。(日帰りツアーだとこのコースが定番なのでしょう。)

看板娘がかわいい!!
さて、こんな感じで鉄橋を見ながら食事ができます。水辺だけど、まあ、暑い…。
ランチは豪華タイ料理ブッフェ。
カレーも麺もお肉もなんでもあります。ここ美味しいです。
ココナッツ系のスイーツも好みの味。
グラスは鉄橋のロゴだよ。
川には魚が沢山いて、魚のエサまで売っているけど、お客さんの残したものを全部川に捨てて、魚にあげちゃってるのはタイっぽくて良かった。
また、このお店のトイレはトイレットペーパーもあるので、安心安心(地方だとほぼ無いと思っていたほうが良い)。
こんな感じで、最初は重いなと思ってたカンチャナブリツアーも結局楽しめました。平和について考えるきっかけになるし、鉄道はすごく良い体験。大人になってから来ることができて良かった!
個人で行くならカンチャナブリ1泊したほうが良くて、日帰りなら現地ツアーがおすすめです。
今回のルート↓
Special Thanks:
・タイ国政府観光庁
・タイ国際航空
(今回のツアーの交通費・宿泊費・食費・現地のアクティビティ等を負担いただいています。※フリータイムを除く)
・グローバルWiFi
(WiFiルーターとTHETAをレンタル提供いただき現地からリアルタイム発信をしていました。)
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