フォトジェニックな美しき図書室。チェコの世界遺産「レドニツェ&ヴァルチツェ」2つの城巡り
◆リヒテンシュタイン家が過ごした世界遺産2つのお城を見に行こう
2017年5月「春のチェコ旅」では、これまで4つの世界遺産と3つのお城を見てきました。
が、まだ見ます。5つ目の世界遺産(4・5つ目のお城)は「レドニツェ城&ヴァルチツェ城」。とにかくチェコの名前は覚えにくい。
こちらは、リヒテンシュタイン家のお屋敷と夏の宮殿。
ブルノからは電車とバスで1時間半ほどの場所です。今回は2つのお城をめぐりまーす。
◆リヒテンシュタイン家の邸宅「ヴァルチツェ城」
最初にやってきたのは、14世紀から1945年までリヒテンシュタイン家の邸宅だった「ヴァルチツェ城」。モラヴィア地方最大のバロック様式のお城です。
まず、エントランスルームへ。
ここは食器を置く部屋。17世紀には、中国や日本のものを集めるのがオシャレだったということで、壁には伊万里焼のお皿が飾られていたよ。
その隣のお部屋にはクローゼット。
ではなくバスルーム。
19世紀後半には、温水冷水完備のシャワーがあったとか。そして、左のクローゼットを開けると地下の劇場に続く階段が隠されているのです。
次は紅い皇帝の間。
オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が滞在したことから、この名前がつきました。壁にはフランツ・ヨーゼフ1世とその妻の肖像画が飾られています。
このお城、1950年にはソ連軍に占拠されたり、戦争や共産主義の時代に家具は壊されたり盗まれたりしたそうです。
次はダイニングルーム。
ダイニングルームの壁は大理石ではなくてイミテーション。大理石を使用するより高くついたらしい…。シャンデリアはボヘミアグラス。
ここまで見て思ったのは、ヴァルチツェ城は日本人がイメージするヨーロッパのお城だな。と。
今まで見てきたお城のような遊びもないし、一番普通。それもあってか、この日はテレビドラマの撮影クルーが来てました。
UKOARAの好みだったのは、男性用喫煙ルームのシャンデリア。
メカジキ×鹿の角の変な生き物の上に人?が乗っている…。キテる。
そして豪華な王妃の部屋。
最後に、小さなステージに上がらせてもらったゆーこあら&クルテク。
【ヴァルチツェ城】
ガイドツアー:大人320Kc(約1,440円)
◆美しすぎる図書室!夏の宮殿「レドニツェ城」
次にやってきたのはリヒテンシュタイン家夏の別荘「レドニツェ城」。ヴァルチツェ城から10km離れています。こちらはネオゴシック様式。
こちらは夏に使われていたこともあり、コンサート、ダンス、ハンティングなど遊び要素が多め。
出ましたニョキニョキ。涼しげなパステルカラーの壁と鹿が不思議なバランス。
廊下もニョキニョキ鹿好きすぎるな。
多分、この窓枠のデザインも鹿の角だろうね。
廊下を進むとエントランス。
突然パステルカラーから重厚な木造になり、より迫力を感じる場所。
隠し扉を抜けると、
なんと美しい図書室。
図書室の本は約2000冊、その殆どが英語、ラテン語、ドイツ語でチェコ語のものはありません。
素晴らしい螺旋階段はオーク材を使用。38段あります。
これ、本当に美しい。
なんでここで、ゆーこあらやUKOARA(人間)を入れて写真を撮らなかったんだろうと、後になって気づき後悔しました。これから行かれる方は、是非このフォトジェニックな空間で写真とって下され。
そして、広いフランス式庭園も時間があれば歩きたい。
ドーム型の温室は19世紀に建てられたもの。
遠くにはムーア式の塔ミナレットが見えます。
ここ、広すぎて全然時間がたりないや。のんびり過ごすなら半日は欲しいところ。
庭園には川が流れていて、遊覧船まであったよ。そりゃ広いはず。
川沿いの売店ではアイスキャンディーを購入。暑いからおいしかった!
ちなみに、アイスキャンディーが20コルナ(約100円)で生ビールが30コルナ(約150円)。お城でもビール天国を感じるのです。
【レドニツェ城】
ガイドツアー:大人320Kc(約1,440円)
◆レドニツェ&ヴァルチツェ城はブルノからの日帰りがオススメ
今回紹介したレドニツェ&ヴァルチツェ城はブルノからバスと電車で1時間半。お城間はバスで約20分。
ミクロフ観光とあわせるのが◎デス。
【コグレ(@kogure )さんによるチェコ旅動画】
3:59ー4:06がレドニツェ城&ヴァルチルェ城の様子。
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Special thanks:
・チェコ政府観光局(今回の取材はチェコ政府観光局に招待いただき、交通・宿泊・飲食・アクティビティ費を負担いただいています。)
・グローバルWiFi
春のチェコまとめ読み→コチラ
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