ブルガリア 誰も見ることができない世界遺産「トラキア人の墳墓(カザンラク)」
◆ブルガリアの誰も見ることができない世界遺産「カザンラク トラキア人の墳墓」
バラ祭りの開催地カザンラクには誰も見ることのできない世界遺産があります。
ティルベト公園にある「カザンラク・トラキア人の墳墓/」。紀元前4世紀後半~紀元前3世紀頃のトラキア人の墓の天井に描かれたフレスコ画です。1944年に偶然発見され、1979年に世界遺産に登録されました。
場所はコチラ↓
ただ、この世界遺産、現在は誰も見ることができません。
本当はこの小屋の中にあるのですが、保存状態を守るために中に入る事ができません。え?
2016年現在見られるのはレプリカ。世界遺産のすぐ近くにセンターがあります。
廊下を進むと、
長方形の埋葬室、
そして、円型の埋葬室に出ます。天井のフレスコ画はドーム状。
貴族を中心に、ミュージシャンや戦士などが描かれたフレスコ画。紀元前4世紀後半のものです。
で、で、で、でもー、正直レプリカ見てもあまり嬉しくないかな…。ここはブルガリア政府が頑張って本物を見せられるようにしてほしいですね。
住所:ul. “General Radetski”, 6102 Partyulbe, Kazanluk, ブルガリア
◆それでは、本物の古墳をどうぞ「シュシュマネツの墓(寺)/Thracian tomb Shushmanets」
カザンラクは遺跡の町。シプカ峠近くにあるのは、シュシュマネツの墓(寺)/Temple in mound Shushmanets。紀元前4世紀頃に作られたトラキア人の墓です。(トラキア人はいっぱいいます。)
先ほどの場所からは車で13分ほど。
ここは紀元前4世紀の寺院で、1世紀後には高貴なトラキア人の墓になった場所。
入り口にあった扉。
◆トラキア王・セフト3世(セウテス3世)の墓(ゴリャマ・コスマトカ墳墓)/Tomb of Seuthes Ⅲ」
最後ににやってきたのは、2004年に発見されたトラキア王セフト3世の墓(Tomb of Seuthes Ⅲ)。
紀元前5世紀頃のお墓です。今でもこのあたりでは古墳がぽこぽこ見つかっているのです。写真の通り、こんもりと大きな古墳なのです。
シュシュマネツの墓からは車で5分↓
偉い人のお墓は玄関があり、玄関からは馬の骨が見つかっています。中はドーム状のものが多いようです。
今後もまだまだ見つかりそうなブルガリアの遺跡。古墳ガールや遺跡ファンにはたまらないのでは?
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※ブルガリア共和国観光省×LINEトラベルjp主催FAMツアーに招待いただきました。
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