マレーシア政府観光局イチオシ!マラッカ・ニョニャグルメお食事&雑貨編「Nyonya63」
マラッカのチャイナタウンを歩いてみよう
マレーシアの世界遺産マラッカ。
ダッチカラーと呼ばれるレンガ色の教会が有名すぎて、ここに来るまでは「他に何があるの?」って思っていました。
教会のあるオランダ広場からマラッカ川を渡るとチャイナタウンが広がります。
少し褪せた街並みがまたいい味を出しているトゥンタンチェンロック通り。
今回時間がなくて入れなかったプライベートミュージアム「ババニョニャヘリテージ」。ここ、めちゃめちゃ興味がある…。
その斜めお向かいにある赤いお店が「Nyonya63」。
その斜めお向かいにある赤いお店が「Nyonya63」。
店内に入ると、まず、雑貨とプラナカンスタイルのブラウスがずらり。これは、かわいい…。
先に進むと中庭があって、さらに奥がレストランになっています。
ここは築300年ほどの古い建物だそうです。
「Nyonya63」のプラナカン料理
ここで味わえるのはプラナカン料理。
中華料理をベースにしながらも、シナモン、コリアンダー、ターメリック、ボアカルア、クローブなど沢山のスパイスとジンジャーフラワーやパイナップル、ナス、人参などを使用したババニョニャオリジナルの料理。
プラナカンは15世紀後半頃から移住してきた中国系移民の末裔。中国人と他の民族の混血をババニョニャと呼びます。
少し歴史を辿ると、今のマラッカのあたりはポルトガル、オランダ、英国に支配されていた場所。
中華とヨーロッパが入り混じった文化は料理だけではなく、ファッションやインテリア、食器にも反映され、それは、華やかでとても美しいものです。
奥のレストランスペース。
基本的にこのあたりの建物は、うなぎの寝床のような細長い造りだけど、吹き抜けと天窓で開放的。
円卓に料理が並びます。銀の器に入っているのは白いご飯。
今回のマレーシア旅では、ごはんはこの入れ物で出されることが多かったです。
ニョニャ料理は基本的に「少し辛い」ものが多く、時々日本人の口に合うような肉じゃが的家庭料理の味付けのものがあります。
辛いけどその分ごはんが進む感じ。中華ともマレー料理とも少し違うので、マレーシアを訪れたら一度体験してほしいです。
そして、私が一番好きなのはかき氷。
ニョニャスタイルのかき氷はグラマラカ(椰子砂糖)にココナッツミルクがかかったもの。
シンプルだけどマレーシアで食べるかき氷はこれが一番おいしい。日本でも真似できるので、夏にやってみたい。
飲み物はバタフライピーの鮮やかなお茶。これが、甘くて…。更に、お水くださいってなっちゃうパターンでした(東南アジアあるある)。
プラナカン衣装に触れてみる
こちらのレストランにはプラナカンの民族衣装も購入することができます。
プラナカンの女性はボタンのないレースのブラウスと巻きスカートサロンを履くのが一般的。上の画像右は肩掛けが特徴的な花嫁衣裳。
ブラウスを留めるブローチも美しい。
体のラインが出て華やかで、そして、日本人にも似合いそうだなぁ(=着てみたいなぁ…)なんて思っていたのでした。だって服飾の学校出身だもの。
このツアーの最後にクアラルンプールでお会いしたセレブリティシェフ・フローレンス氏もプラナカン料理のプロ。もちろんファッションもプラナカンスタイルでした。
そう、今回はグルメの旅。観光の時間はほぼゼロ。
ということで、特にそのあたりの文化に触れることも、見学することもなく次の場所へと急ぐのです(涙)。
今回の旅で俄然興味がわいてしまったプラナカン文化。プライベートでもっと深く知りたいしお買い物したいと思いました。
また来よう。マラッカとペナンかな。
[Nyonya63]
住所:63, Jalan Tun Tan Cheng Lock, Taman Kota Laksamana, 75200 Melaka
チャイナタウンからオランダ広場へ
レストランを出ると、マラッカのソーダなるものが売っていたので、一番ポピュラーな吉林を購入。
ソーダというか、天然のジンジャーエールというか、薬っぽいというか、炭酸も弱く、ちょっと薄味。アイスクリームソーダ???
中華街を抜けると突然H&Mが出てきて驚く。そんなに都会じゃないのに。
橋が出てきて、運河があって、1月に訪れたオランダみたいだなーと思ってたら、オランダ広場に到着したのでした。
そして、ダッチカラーのキリスト教会。1753年に建てられたもの。
トライショーが賑やかで、ザ・観光地&アジア感すごい。
教会は無料で見学可能。通常教会って静かなんだけど、ここは外のトライショーがうるさくて、そんなに厳かじゃないんだ。
ヨーロッパとはまた違う、ゆるい雰囲気の教会でした。
この日のルート↓
数年前まで全く縁もなかったマレーシアに何度も行く機会をいただくようになり、2017年に東南アジアの現代美術「サンシャワー展」に足を運び、それまで、気づけなかったマレーシアの歴史や悲しみを知りました。
インスタ映えで人気のマラッカ。その土地の歴史を少し知って、当時のことを考えると、表面だけのものじゃない少し違った景色が見えるかもしれない。
またちゃんと、ゆっくり訪れたい場所です。雑貨もちゃんと見たいな。
※今回の取材はマレーシア政府観光局様に航空券・宿泊・食事・現地での交通をサポートいただいています。
主催:マレーシア政府観光局
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