チェコ、秋の味覚「ブルチャーク」ワイン祭りinミクロフ
◆チェコワインの産地「ミクロフ」

ホーリーヒルとディートリヒシュテイン家の墓
2018年秋のチェコ旅は南モラビア地方「ミクロフ」からスタート。ミクロフへはプラハから鉄道とバスを乗り継ぐか、オーストリアのウィーンから陸路で向かいます。
ミクロフはチェコワインの産地として有名。『地球の歩き方』にも載らない、小さな静かな街のワイン祭り「パーラヴァぶどう収穫祭/Palavske vinobrani」をご紹介します。
◆パーラヴァぶどう収穫祭で飲みたい「ブルチャーク」
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ワイン祭りの目的は「ブルチャーク」。「ブルチャーク」とは、ぶどうジュースとワインの間の発酵途中の若いワインで、9月~10月にかけて飲むことができます。
発酵が進むため味も変わっていくのだとか。ブルチャークを飲むためにこの時期にチェコへ訪れる人もいるんですって。
2022年は9月9日~11日開催決定!
人生初ブルチャークで「ナズドラビー(乾杯)!」。
なんと、こんな表現あっているのか分からないけど、りんごジュースみたい。おいしくてゴクゴクのめちゃう。
ブルチャークはブドウの状態から1日~2日しか経っていない、ほぼジュースのフレッシュなワイン。発酵しているのでわりとお腹がいっぱいになる感じがあり。アルコール度数は5%ほど。価格は1.5Lのペットボトルで130Kc(≒750円)、200mlのグラスで30Kc(≒160円)ほど。

女性のおばあちゃんが作ったという刺繍ブラウスが激しくかわいかった!
発酵し続けているブルチャーク。ペットボトルに詰める際は少し蓋を緩めておきます。ワタクシのペットボトルは蓋をぱちんと閉めるタイプだったのですが、蓋を閉めてから1時間でこんな感じでした。
↓↓↓
チェコのミクロフにて。
ブルチャークは葡萄の状態から作って2日のもの。
発酵し続けているので、ペットボトルに詰めてもらって1時間でこの状態。#チェコへ行こう#visitcz #ミクロフ#mikulov#ゆーチェコあら旅 pic.twitter.com/b6xgeDU6bn— UKOARA・ゆーこあら🐨 (@Yu_koara) 2018年9月9日
1杯目をあっという間に飲み干し、数メートル先のお店へ。こちらは、かまってちゃんなお兄さんが接客。
2杯目のこちらのお店、先ほどよりもぐっと甘くここ、めちゃめちゃ美味しい。既に楽しい!

ナズドラビー!

豚さんの丸焼きが!
実はこちらのワイン祭り、入場チケットが必要。最初の2軒は会場外なので、チケットがなくてもOK。会場内は、沢山の屋台やいくつかのステージ、そして、ミクロフ城に入れるので、チケット購入がおすすめ。
2018年の入場料:
金曜日 (admission to both zones) 400CZK
土曜日 (admission to both zones) 500CZK
日曜日 (only the center zone) 250CZK
3日通し券(entry into both zones) 650CZK
◆ワイン祭りで食べたいチェコのローカルごはん

Frgalyという甘そうなパン?お腹の都合で食べられなかった!
この日は土曜日で大賑わい。美味しそうなものが並んでて何を食べるか迷う…。
チェコ大使館で作ったブランボラーク(ポテトパンケーキ)があったよ!

クレープの付け合わせのハムもおいしいっ。
よく見かけたこちらは、酸味のあるパンにラードを塗ったもの。この辺りでは昔からよく食べられてるんだとか。ワインに合う!(瓶詰めのラードはお土産でも購入可能。)
うどん??いや、これはチーズ。チェコはチーズの種類がいっぱい。
屋台では、焼きチーズとして売るのが定番みたい。トーストに乗せたり、甘いソースをかけたり。
こんなに弾力があってスモーキーなチーズは初めて。もちろんワインにあう。
チーズ好きならラクレットも食べたいよね、アツアツ、トロトロのチーズおいしい。

ハンガリーの食べる国宝もあった!!
◆ミクロフワイン祭りの楽しみ方
ワインや食事以外にも、チェコらしい雑貨のお店が多く並んでいるのでお土産探しも楽しい。
そして、お祭りをもっと楽しむなら、こちら、みんな首から提げているワイングラス。これなら落とさないし、ご飯も食べやすい。
屋台でも購入可能。
グラスは旅行者にはちょっとね、っていう場合は、布のグラスホルダーや、お祭りロゴ入りのフック付きカップも売ってるよ。
じつはこのめちゃめちゃ便利なフック付カップ、去年のリトミシュルの美食フェスで持ち帰り損ねたので、今年は購入!(50Kc≒250円)。(裏には目盛り付)

早速カップを利用♪
会場内にはグラスリンサーもあるので1回ごとにグラスを洗えるのも嬉しい。

メインステージのある広場は大賑わい。
ゆっくりとミクロフ城まで歩いてくると、ここではまったりと飲んでいる人たちがいっぱい。

中世のみなさん、ドブリーデン!
昔ながらの方法でワインを吸い上げるおじさま。
こちらはブルチャークではなく去年産のワイン。試飲させてくれて、飲みやすくてペロっと飲んだら、また注がれるという、わんこワインや。ほろ酔い~。

ジェクイー!
お城にはこんな見晴らしのいいテラスもあるよ。
インスタジェニックな蔦の壁も。
そして、ミクロフ城からのサンセット。みんなグラス片手にいい雰囲気。
◆ホーリーヒルで乾杯
翌日はワイングラスをかばんに忍ばせ、ペットボトルにブルチャークを詰めて、ミクロフのアイコン「聖なる巡礼の丘・ホーリーヒル」を登ります。ホーリーヒルへは15分~20分のプチトレッキング。
去年も見たこの景色にまた出会えた喜び。
お祭り中ということもあって、教会の前には人がいっぱい。
振る舞いワインがあった!
普段は入れない教会の中にも入れました。
鐘楼からの景色がまた最高で…。
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そう、ここでブルチャークを飲むよ!
美しいミクロフの町を見下ろしながら、ミクロフ産ブルチャークを飲む贅沢!これ最高でした。(ブルチャーク代1人たったの150円程度だよ!)

ナズドラビー!
◆「ブルチャーク」を飲みにチェコへ行こう!
祭りが終わると、いつもの静かなミクロフの町に早戻り。ブルチャークは、この時期なら、ミクロフ以外でも(プラハでも)飲むことは可能。ただ、これだけの大きな規模のお祭りはミクロフだけ。ブルチャークはお店によって味も違うので、是非、お祭りの日程を狙って、いろいろ周って試して欲しい。
ワインがあまり得意ではないワタクシが「美味しい。」とごくごく飲んでしまっていたので、ワイン好きもそうでなくても大変楽しいです。
【パーラヴァぶどう収穫祭/Palavske vinobraniチェコ政府観光局サイト】
ミクロフで宿泊したのはアパートメントスタイルの「シュタインハウス(Stajnhaus)」。詳しくはコチラをどうぞ↓↓↓
LINEトラベルjp:チェコ・ミクロフ「シュタインハウス」のアパートメントステイ
※今回の旅費宿泊費はチェコ政府観光局に負担していただいています。
・チェコ2018まとめ読みは→→→「コチラ」
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