建築好きなら「ロッテルダム」へ!ユニークな建物いっぱいの町~マルクトハル&キューブハウス
◆アムスから1時間10分、ユニークな建築物が立ち並ぶ町「ロッテルダム」
2019年1月のチョイ住みinアムステルダム。この日はアムスから鉄道で1時間15分の町「ロッテルダム」観光へ行きます。ロッテルダムってサッカーでも有名だけど、どんな街かよく知らないのよね。
場所はこのあたり↓
オランダの鉄道は4人掛けのシートが多く、空いています。他の国と違って危機感が薄く、油断しがちな今回の旅。
本当はロッテルダムから行ける世界遺産の風車の町キンデルダイクに行きたかったけど、天候が悪く、風車はパスしよう。でもとりあえず、ロッテルダムまでは行ってみよう。ということでやってきた今回の1Dayトリップ。天気に合わせて臨機応変に対応すればいいのです。
◆近代的なロッテルダムの町
はーい、ロッテルダム中央駅到着。まず、この駅のデザイン、すごいっ。かっこいい。アムステルダムからやってくると、近代的な街並みに少し驚いてしまう。
駅からマルクトハル(屋内型マーケット)へ向かいます。マルクトハルまでは徒歩15分ほど。途中にはおもしろい形の教会も。こちらは一般的なお祈りのための場所ではなく、本当に困っている方のための救済の教会。
第2次世界大戦で破壊されたロッテルダムの町は近代的な建物ばかり。駅から少し歩くと大きなショッピングモールが続き、より近代的で安全な(日本に似た)印象。
◆世界の料理が楽しめるマルクトハル
ロッテルダムでの目的の1つ「マルクトハル」。建築家集団MVRDVの設計による馬蹄型の建物の中は屋内型マーケット。
世界中の料理を気軽に食べ歩いたり、買い物ができます。そしてこの建物、実は225戸あるマンションでもあるのです。
カラフルなドーム状の天井にはマーケットで売られている野菜や魚などが描かれています。
コーヒーのお店では、お湯を注ぐと2杯分のコーヒーが作れるバッグを購入(デンマークのもの)。3つで5ユーロ。便利でお安い!!しかも再利用できる優れもの。これは、ホテルに戻って早速使いました。
オランダだもの、カラフルなチーズ屋さんもあるよ。
ぐるりと回って、小腹も減ったので、1軒目は地中海料理のお店「Andalus Fish」へ。モロッコ、チュニジア、スペインあたりのお料理が食べられます。
量り売りで、テイクアウトもできるし、2Fのカフェスペースで食べてもOK。
カフェスペースは開放的でよい。オランダの良さの1つが治安が良いところ。油断しすぎもダメだけど、海外で日本と同じように過ごせるのは珍しい。
ごはん来たよ。食べ歩きたいので少なめに。
ああ、やっぱりこういう味が好きだ…。お酒も飲みたくなるなぁ。
2軒目は、「MART CAFE」。
ここではね、オランダに来てタイミングが合わず食べてなかったパンケーキ(パンネクック)をいただきます。
パンケーキはしょっぱい系か甘い系の2種類しかなくて、甘い系のシナモンアップルに。何のひねりもなく、シナモンパウダーとカットされた生の青リンゴが乗っているシンプルなもの。
シロップをかけたら、それはもう八つ橋。これだけシナモンがかかっているとそうなるのね。いわゆる日本でいうパンケーキと違って、クレープに近いかも。もちもちしたクレープ。
オランダのパンケーキシロップはこちらがポピュラーみたいで、黒糖のような独特な甘さは甜菜糖を使っているからかな。下のスーパーでも買えました。
マルクトハルの地下には大きなスーパーマーケットもあります。キャッシュレス社会のオランダの謎の1つが、スーパーマーケットでは現金しか使えなかったこと。あれ、なぜですか?結構困ってしまった。
マルクトハルの反対側に出ると、こちらも珍しい建物。鉛筆みたいなのも気になるけど、左の建物も少し変わってる。
特に、このランプいっぱいの窓。ホテル?レストラン?
◆ロッテルダムのキューブハウス(立方体の家)
さて、本日の一番の目的は鉛筆タワーのとなりの黄色い建物。キューブハウス。この、鉛筆の横の階段を上がっていきます。
すると、こんな感じ。おほーーー!楽しい!この立方体の家はオランダの建築家・パイエット ブロムにより1977年に建てられたもの。それにしても、この建物の中はどうなってるの??
キューブハウスはマンションとホステルになっているので、中を見るなら宿泊しなくちゃならないのかしら?と中庭を通り過ぎたところに、なんと、あるではないか、「キューブハウスミュージアム」。
入場料3ユーロで見学できます。外の階段を上がり、細い螺旋階段を上がると受付。
受付の奥には備え付けのテーブルとキッチンがある(スタッフが普通に使っている)。
見学は上の階へ。こちらにはシャワールームとトイレ、寝室、書斎がそれぞれ繋がってぐるりと1周できます。
本当に、思ったより住みやすそう。更に上の階にはサンルーム。ここいいなぁ。1週間くらい暮らしてみたい。
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こちらのキューブハウス、ロッテルダムの町に溶け込んでいて、下をトラムが走っていたりと、なかなか面白い光景が見られます。
◆3時10分前のカフェ「TEN TO THREE BAKERY」
こちらは変わった建築ではないけど、立ち寄ったカフェがかわいかったので載せておきます。
ロッテルダム中央駅とマルクトハルの中間くらいにある乙女なカフェ「TEN TO THREE BAKERY」。壁や内装がラブリー。
かわいらしいホットドリンクの種類も多く、写真を撮るのもおすすめ。
よく見ると、コーヒーカップの時計、2:50(TEN TO THREE)だった!お店のオリジナルのカップだったのね。ごちそうさまでした。
今回のロッテルダムのコースはこんな感じ↓のんびり1日楽しめました。
◆おまけ:インテルホテルズ ザーンダム
おもしろ建築つながりで、こちら、ロッテルダムではなくアムステルダム(から鉄道で2駅のザーンダム駅前)のホテル「インテルホテルズ」。
この辺りは駅や市庁舎もこんな雰囲気の建物で、2019年に町としてできあがるそうです。絶対に話題になるので、オランダへ行かれる方は要チェックですよー!
このホテルはUKOARAも宿泊してみたい!!
ということで、建築好きじゃなくてもとーーっても楽しい時間を過ごせたロッテルダム。アムスからの日帰り観光にオススメです。
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